444 名前:生駒 ◆S3iyOiMLIA 投稿日:04/03/05 23:09 ID:kY079hSa
ちょっと仕事が忙しくてなかなか書き込みが出来ませんでした。
遅ればせながらR君が来た時の話の続きを書きます
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445 名前:生駒 ◆S3iyOiMLIA 投稿日:04/03/05 23:11 ID:kY079hSa
地獄の八甲田山−R君が来て3日目−
生駒 本人、葬儀社勤務
伊吹 生駒の妹
R君 韓国からの元留学生(現在、学校の教師)。生駒と仲がいい
生駒の影響で生粋のエロゲーマニアに変貌しつつある
○これまでのストーリー
R君が突然やってきた
R君 「お金使うのがもったいないから、君のうちに泊めて♪」
生駒 「料金は君の体で払ってもらおうか( ̄ー ̄)」
結果、R君はびしょびしょに濡れました
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446 名前:生駒 ◆S3iyOiMLIA 投稿日:04/03/05 23:12 ID:kY079hSa
その晩のことです
R君 「お寿司が食べたい」
生駒 「ほう」
R君 「お寿司が食べたいので奢りなさい!」
生駒 「Σ( ̄□ ̄;命令形!!」
R君 「せっかく日本に来たんだし、お寿司を食べないとね♪」
生駒 「・・・・・・・・・」
ぐりぐりぐりぐり
生駒 「さあ、寿司を食いに行こうか♪」
R君 「えぐっ、えぐっ、あ、ありがとうございます」
ということで寿司屋へ
生駒 「さあ、好きなだけお茶を呑んでいいぞ♪それ以外の注文は許さん♪」
R君 「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
冗談はさておき、生駒は朝獲れの寿司セットを2人前注文しました。
朝獲れの寿司セットとはその日の朝、港で取れた魚だけを使った寿司の事です
具体的なメニュー
黒鯛、平目、アナゴ、いくら、甘エビ、白えびの軍艦巻き、鰤、みる貝
鯵、するめ烏賊、あと名前は忘れたけど2種類ぐらい・・・
追加
ばい貝の煮物、車えびの塩焼き、いくらの軍艦巻き、納豆まき、生中×4
付け出し
飯だこの煮付け
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449 名前:生駒 ◆S3iyOiMLIA 投稿日:04/03/05 23:20 ID:kY079hSa
次の日
R君 「おはよう」
生駒 「朝っぱらから元気だな」
R君 「山葵を取りに行こう♪」
生駒 「脈絡もなしにいきなりか」
外を見ると言うまでもなくいい感じに雪が積もってます
生駒 「一人で死にに行け」
R君 「Σ( ̄□ ̄;そ、そんなあ」
生駒 「私は『社会主義はメイドスキー』を読むので忙しい」
R君 「Σ( ̄□ ̄;メイドスキー以下ですか僕の存在って・・・」
???「お兄ちゃん、せっかく韓国からお友達が来てくれたんだから付き合ってあげなさい!!」
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450 名前:生駒 ◆S3iyOiMLIA 投稿日:04/03/05 23:21 ID:kY079hSa
生駒の妹(伊吹)登場
伊吹 「お兄ちゃん、せっかく韓国からお友達が来てくれたんだから付き合ってあげなさい!!」
生駒 「改鈴谷級くせに生意気だぞおまえ、大体こんな日に沢に行ったら死ぬじゃねーか!!」
伊吹 「お兄ちゃんこそ雲龍級のくせに!!」
R君 「伊吹ちゃん!僕の味方は君だけだよ!!」
伊吹 「大体、試してもいないのに死ぬかどうかなんて分からないでしょ!!」
生駒 「いや、死んでからでは遅いんだが」
R君 「いい事を言うね伊吹ちゃん!まずは試してみようよ!!」
生駒 「聞けよ!俺の話!!」
ずるずるずる(あーる晴れたー♪ひーる下がりー♪冬やーまへ続く道ー♪)
生駒 「まあ、案の定いい感じで雪が積もってるな。80CMくらいか?」
R君 「( ; ´Д`)あう」
伊吹 「それでも行くよ!!」
R君は怖気づいたようですが伊吹はやる気満々です。
つーか、お前、冬山を舐めてるだろ
生駒 「・・・・・・・・・まずは山を下って沢まで降りるぞ」
伊吹 「お兄ちゃんが雪を漕いでね♪」
R君 「がんばれ生駒♪」
生駒 「・・・・・・(畜生、いつか殺してやる)」
雪を漕ぐ・・・・・・新雪は歩きにくいので先頭のものが後続の者のために道を作ること
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451 名前:生駒 ◆S3iyOiMLIA 投稿日:04/03/05 23:22 ID:kY079hSa
生駒 「な、なんとか沢まで着いたな」
伊吹 「よし、山葵を探そう♪」
R君 「どこにあるの?」
生駒 「雪の下に埋まってる」
全員 「・・・・・・・・・・・・」
猛然と雪を掘り始める二人。生駒はそれを無視して沢の中を歩き始めました。
10分後
伊吹 「ううう、見つからない」
R君 「絶対に山葵を見つけるんだ!!」
生駒 「( ´∀`)冗談を本気にするなよ♪そんな所を探しても見つかるわけないじゃないか♪」
伊吹 「・・・・・・・・・」
R君 「・・・・・・・・・」
伊吹 「・・・・・・殺してもいいよね?」
R君 「・・・・・・いいと思うよ。むしろ僕も手伝う」
生駒 「ゆ、ゆ、雪の下にあるというのは本当だぞ。ただ非常に見つけにくいだけだ」
伊吹 「・・・・・・・・・」
R君 「・・・・・・・・・」
一発ずつ殴られました
R君 「で、どこに生えてるの?」
生駒 「沢のふちを探してみてください(つД`) 」
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452 名前:生駒 ◆S3iyOiMLIA 投稿日:04/03/05 23:22 ID:kY079hSa
R君 「なんか、すごく根っこが小さいんだけど」
生駒 「野生の山葵に何を期待してるんだ君は」
伊吹 「葉っぱばかりが無駄に大きいね」
生駒 「ば、馬鹿!葉っぱを捨てるな!!それも食べれるんだよ!!」
そのうち雪が降ってきました
生駒 「なあ、そろそろ帰らないか?」
伊吹 「やだ、まだ取る」
R君 「うん、まだ取ろう」
生駒 「雪が降ってきたんだが」
R君 「君が為、春の野に出で、若菜摘む、我が衣でに、雪は降りつつ♪」
伊吹 「R君って詩人だね( ´∀`)」
ちなみにR君は百人一首を十数首暗記しています
生駒 「誰の為なんだよ一体(ぶつぶつ」
単なる軽口と思っていたのですが、R君から意外な答えが返ってきました。
R君 「ここにいた時にお世話になった居合いの先生に贈り物しようと思って」
伊吹 「偉い!偉いよR君!!」
R君 「そうかな?師は敬うものでしょ?」
伊吹 「かっこいい!かっこいいよR君!!」
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453 名前:生駒 ◆S3iyOiMLIA 投稿日:04/03/05 23:23 ID:kY079hSa
少しR君を見直しました。東方礼儀の国出身者は一味違います。ですが、
生駒 「礼儀のためなら平気で人を巻き込むからなあ」
R君 「(´・ω・`)ごめんなさい」
反省したから良しとしましょう。
20分後、袋3つ分に山葵がたまりました。
生駒 「そろそろ帰るか」
R君 「そうだね、これだけ山葵があれば先生も喜ぶよ( ´∀`)」
生駒 「疑問があるのだが?山葵の調理も俺がやるのか?」
伊吹 「茹でるだけなんでしょ?子供でも出来るじゃん」
生駒 「茹ですぎると辛味が飛ぶから見極めが大変なんだよ」
R君 「そうなんだ、でもやってくれるよね?僕たち友達なんだし」
生駒 「まあな^^;」
伊吹 「男同士の友情っていいよね^^」
生駒 「・・・・・・・・・そろそろ帰るぞ、川底で滑らないようにしろよ」
なんか、都合のいい時ばかり友達扱いされているような気がしますが、気にしたら負けです。
気を取り直して歩き始めた私の耳に
どぼーん、どぼーん
生駒 「_| ̄|○」
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455 名前:生駒 ◆S3iyOiMLIA 投稿日:04/03/05 23:24 ID:kY079hSa
で、ヒーターがガンガンに効いた車の中
生駒 「・・・・・・なあ、俺があれだけ注意したのになぜこける?」
R君 「こけた伊吹ちゃんを助けようとして手をつかんだら・・・・・・・・・」
生駒 「・・・・・・もういい、大体想像できた(チャップリンかおまえらは)」
伊吹 「寒いよー、寒いよー」
万が一のため毛布を持ってきて本当によかったです。
後部座席に仲良く毛布に包まる二人。
生駒 「まあ、不幸中の幸いだったな」
R君 「Σ( ̄□ ̄;どこが!!」
生駒 「上半身まで水に漬かっていたら死んでたぞ」
伊吹 「Σ( ̄□ ̄;」
生駒 「だから冬山は怖いって言ったろ!!水音が聞こえた時まじでびびったんだからな!!!」
二人 「(´・ω・`)」
今回の教訓:雪山を舐めている奴と山葵取りに行ってはいけない
追伸:山葵は上手く調理が出来ました。居合いの先生にも好評だったらしいです。