安崎神宮寺艦長 指導編 8
安崎神宮寺艦長@Linuxザウ氏 1 2 3 4 5 6 7 8




457 名前:安崎神宮寺艦長 ◆bj5w.TqgpI 投稿日:2005/04/28(木) 22:14:50 ID:JM/UYxYx 

つー訳で(何がじゃ)ようやく最終回が書けましたのでうpしますね。 
長い間、お待たせしました。 

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458 名前:安崎神宮寺艦長 ◆bj5w.TqgpI 投稿日:2005/04/28(木) 22:15:17 ID:JM/UYxYx 

社長のお仕置きの一件以来、さすがのニダーズもおとなしくなったようで 
時々友人から電話ががかかってくるが、たいがい以下のような感じだった。 

友「まいどー。」 
神「毎度。どないや。」 
友「つらいなー、ましになったとはいえ、やっぱりつらいわ。」 
神「がまんせい。もうちょっとの辛抱や。」 
友「何もかも捨てて、逃げたくなるわ。」 
神「とりあえず、手は打ってあるんやから、時が来るのを待て。」 
友「そうやな。明けない夜はないんや。」 
神「そうや、がんばれ。もっとも・・・・。」 
友「もっとも?。」 
神「暮れない昼も無いけどな。」 

ついつい、いらんことを言う漏れ。 

友「うわー、やっぱりやめるー、会社やめてスエーデンに亡命して、ポルノスターになるんだー。」 
神「ネムタ君か、喪前は。だいたいポルノスターなんて出来るんか?。」 
友「わたしのあそこには、鉄筋が入っているからね(注 無論うそである)。」 
神「鉄筋トミーかい!。」 
友「わたしの超合金の剣が通じない!。」 
神「なんにでも、通じないじゃないですか。アンタの剣は。」 
友・神「ダーハッハッハッハッハ!。」 
神「その分じゃあ、あまり心配はなさそうだな。」 
友「ああ、あいつら、だいぶおとなしくなったわ。」 
神「だが、油断はするな。気を許すと何をするか分からんぞ。」 
友「おう、わかってるよ。」 

こんな会話を交わす程度で、特に危機は無かった。 
このまま、何事もなくおわるかなとも思ったが、やっぱりそこはそれだった。 


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459 名前:安崎神宮寺艦長 ◆bj5w.TqgpI 投稿日:2005/04/28(木) 22:15:50 ID:JM/UYxYx 

そんなこんなで、長かった研修も終わり、連中の帰国予定日が来た。 
その日の晩、かなり遅くに友人から電話が来た。 

神「毎度。」 
友「メイドぉ。」 
神「マルチか?。」 
友「ああ、川の向こうに花畑が見える。」 
神「そりゃ、冥土や!。しっかりせい!、なにがあったんや?。」 
友「疲れた、漏れは今、猛烈に疲れた。」 
神「織田外道です。あなた、韓国人に取り憑かれていますね。 
  あなたにはお払いが必要です。今ならこのお札を特別価格で・・・・。」 
友「お払いしてほしい・・・・。払いはローンでよろしくぅ。」 
友人、ヘロヘロである。 
神「何があったんや!。」 
友「連中、帰ったぞー。今日は疲れた。詳細は後日。」 

そう言って、電話を切る友人。 
そうやら、連中の帰国後の後始末で精神力を使い果たした模様。 
漏れが、連中が帰ったら電話をくれといっていたので、最後の気力で電話をかけてきたようだ。 
律儀な香具師である。 
その後、何度かやり取りをして週末に会う予定を組む漏れと友人だった。 


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460 名前:安崎神宮寺艦長 ◆bj5w.TqgpI 投稿日:2005/04/28(木) 22:16:20 ID:JM/UYxYx 

そんなこんなで週末のファミレスで落ち合う友人と漏れ。 
連中、やっぱり予想通りの行動だったようである。 

神「おつかれさん。で、どうやった。」 
友「ホンマ疲れたで。」 
神「ホテルにナンボ払った?。」 
友「宿泊料は、長期滞在ってことでかなり割り引いてくれたけど・・・・。」 
神「ちゃうよ、備品の弁償とルームクリーニング代。」 
友「一人頭、10万円ちょっとらしいな・・・・。って知ってるんかい。」 
神「連中の行動なら、見当が付く。」 
友「さすがやのぉ。ほな、物ぱちられたんも・・・・。」 
神「浴衣、タオル、バスタオル、足拭きマット、・・・・あと、ハンガーと。そんなとこか?。」 
友「聖書と、靴ブラシと、洋服ブラシもやられた。それとスリッパ。ああ、館内案内のバインダーも。」 
さすが、半島人、手当たりしだいである。 
友「プラス、有料テレビのカードリーダーも壊されてたらしい。」 
神「タダ見しようとしたんか。」 
友「ああ、初日にフロントに壊れてるって連絡あったらしいが・・・・。きっと連中が壊したんや。」 

泊めたホテルも災難である。 
さて、ここで解説を一発。 
なぜ、連中は長期滞在(約2ヶ月)でホテル暮らしなのか?。 
ウィークリーマンションとかじゃないのか? 
友人に聞いたところ、韓国側より 
「ウリの国には、ウィークリーマンションは存在しないニダ。こっちは喪前たちをホテルに泊めてやる予定ニダ。 
 だから、ウリたちをホテルに泊めろ。」 
と強固な申し入れがあったらしい。 
解説を終わる。 



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461 名前:安崎神宮寺艦長 ◆bj5w.TqgpI 投稿日:2005/04/28(木) 22:17:01 ID:JM/UYxYx 

神「あとは、冷蔵庫がパーになったくらいか。」 
友「らしいな、もっともホテルは弁済を求めてきてないらしいが。」 
神「通常損耗扱いやろうな。それより、喪前の会社のほうは?。」 
友「ほぼ、喪前の予想通りや。」 
神「なにぱくった?。」 
友「工具セットと監視カメラと資料。」 
神「監視カメラ?。」 
友「うん、カメラ外していきやがった。」 
神「何やねん、それ?。」 
友「間違いないよ、カメラ外してるニダーが、思いっきりドアップで映ってるもん!。」 
神「あほじゃ!。んで、資料って何をパクられたん?。」 
友「研修に使った、古いやつ。研修終了後、あいつらにやる予定やったけど、喪前に言われて持ち出し禁止にしたやつ。」 

じつは友人に、 
「連中、ぜったい資料をパクるかどーでもええ資料に「社外秘、持出し厳禁。」と書いておけ。」 
と入れ知恵しておいたのである。 

神「香ばしいのう、そんでもって証拠は取れたか?。」 
友「大丈夫、喪前に言われたとおりに、別につけておいた隠しカメラでばっちり!。」 
神「だーっはっはっはっは!。んで社長と会長は?。」 
友「会長は良く知らん。社長は商工会で今後の受け入れを一切拒否したらしい。」 
神「そりゃ、そうやろう。」 
友「それと、漏れの腕時計。」 
神「時計?。」 
友「ああ、うっかり教卓に置き忘れたやつをしっかりパクられた。」 

友人、結構間抜けである。  


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462 名前:安崎神宮寺艦長 ◆bj5w.TqgpI 投稿日:2005/04/28(木) 22:17:29 ID:JM/UYxYx 

神「いっつも、はめてたあの時計か?。」 
友「おお、あの3ツ目の高級腕時計。」 
神「うそこけ、パチモンやんけ。」 
友「失礼なことを言うな。」 
神「なにがや、日付針も曜日針もいっつも同じ位置にあるくせに。」 
友「知っていたのか、雷電!。」 
神「当たり前じゃ、大方1000円位の安モンやろ。」 
友「失礼な!、もっとしたわい。」 
神「税込み1050円とか言う落ちは無しな。」 
友「ちがうって!。」 
神「ほな、ナンボや?。」 
友「税込み1030円や。」 
神「本体価格980円かい!。」 
友「まぁ、バッタモンの3ツ目もどきやさかい。」 
神「で、どうすんねん。」 
友「べつに、どうせそろそろ電池切れる時期やさかい、電池入れ替えるか買い換えるか悩んでたとこや。」 
神「ほな、連中にくれてやるんか。」 
友「まあな、どうせバッタモンや。あちこち傷いってたしな。」 
神「ほな、今度は韓国製の時計買え。おもろいど。」 


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463 名前:安崎神宮寺艦長 ◆bj5w.TqgpI 投稿日:2005/04/28(木) 22:17:58 ID:JM/UYxYx 

友「どんなふうに?。」 
神「漏れのダチが持ってたやつは、日差30分やったな。」 
友「なんやねん、それ。」 
神「おもろいどー、一日に30分もずれりゃ、時計として役に立たんど。」 
友「そりゃそうやろう。」 
神「なんせ、電車に間に合わんと思って、あせっててもあいつだけ妙に余裕があったりするからな。」 
友「なんでや?。」 
神「ダチいわく「なんで、そんなに急ぐんや?。あと10分あるやん。」やと。」 
友「きっついのお。」 
神「当然、電車には乗り遅れや。」 
友「まだ、その時計使ことんか?。」 
神「さすがに、買い換えた。」 
友「当然やね。」 
神「まぁあれや。人がいい加減やと、時計もいい加減になるらしいな。」 
友「連中にはぴったりやな。」 
神「たぶん、あと10分くらいで電車が来ると思いますってか。」 
友「光画部時間ならぬ、韓国時間か。」 
神・友「難儀やのぉ。」 
思わず声を合わせる二人だった。 
その他、友人の話を総合すると以下のとおりになる。 


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464 名前:安崎神宮寺艦長 ◆bj5w.TqgpI 投稿日:2005/04/28(木) 22:18:23 ID:JM/UYxYx 

研修最終日、ふだんなら工具やら機材やらをほっぽり出して、とっとと帰る連中が 
その日に限って、うだうだして帰らなかったそうで。 
当然、不信感を持つ友人。 
しかし、漏れの入れ知恵を思い出す友人。 
「ええか、普段と違う行動を起こしたときは、連中は何かをパクる時だと思え。」 
「そのときは、わざと隙を見せてやれ。そして、決定的な証拠を掴むように裏で動け。」 
このせりふを思い出し、 
「それじゃあ、私は自分の席に戻りますから、あとの始末をお願いします。カードキーは 
 明日帰るときに渡してくれたら良いですから。」 
そう言って、立ち去る友人。 
さっそく、ビデオのチェックである。 
ちゃんと録画されているのを確認する友人。 
時計を忘れてきたことを思い出すが、そのままほって置くことにする。 
もし、連中がまともならそのまま教卓にあるだろう。 
いくらなんでも、他人の私物までパクるほど性根は腐ってはいまい。 
そんなことを思う友人。 
そのとき、ふと漏れの 
「甘い、ルノアールのココアより甘い!。」 
そんな台詞が頭をよぎったそうである。 
そして、運命の翌日が来た。 


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465 名前:安崎神宮寺艦長 ◆bj5w.TqgpI 投稿日:2005/04/28(木) 22:18:49 ID:JM/UYxYx 

翌朝、朝礼で挨拶をするニダーズ。 
内容的には 

「IT先進国の韓国に比べれば、日本はまだまだニダ。今度韓国に来る研修生は幸せニダ。」 

ってな、内容だったらしい。 
うちの時とほぼ同じである。 
かの国には、「日本人を見下した挨拶」のマニュアル本でもあるのだろうか?。  
それはさておき、早速研修室に向かう友人。 
まず、教壇の上を見る。 
やっぱり、時計はなくなっている。 
次に、備品棚を見ようと振り向くと、壁からコードが数本ぶら下がっている。 
なぜ、あんなところにコードがぶら下がっているか、疑問に思う友人。 
しばらく考えて、思い出す。 
あそこは、防犯カメラのあった場所じゃないか。 
しばし呆然として、動きと思考がフリーズしてしまう友人。 
人間、予想以上の斜め上をかまされると、すべてが停止してしまうらしい。 
われに返って、もう一台の隠してあるカメラを確認する友人。 
こっちのカメラは、無傷である。 
ちなみに盗まれたカメラは、リプレース時の引き上げ品で廃棄予定品である。 
「捨てる手間がはぶけたよ。最近は産廃料も高いしな。」 
とは、後の友人の談である。 
とりあえず、ぱくった時の現状は隠しカメラに記録されているであろう。 
あとで、社長の前でビデオを見てみるか。 
そう思いつつ、備品棚をチェックする友人。 
そこには、一般人には信じられない光景があった。 


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466 名前:安崎神宮寺艦長 ◆bj5w.TqgpI 投稿日:2005/04/28(木) 22:19:20 ID:JM/UYxYx 

まず、工具を入れていたコンテナーを引きずり出す友人。 
空っぽである。 
当然だなと思ったアナタ。 
ハン板に毒されすぎです。 

友「びっくりしたで。中身だけとか、一個だけとかやったらともかく、3個全部やぞ。」 
神「まぁ、そんなとこやろうね。」 
友「マジやで!全部根こそぎやど。信じられへんわ。」 
神「そうか?。漏れは予想の範囲内やけどな。」 
友「おかしい。喪前、絶対感覚がおかしい。」 
神「おかしないわい!。連中の異常性になれてもうただけじゃ。」 
友「凡人にはわからん世界やな。」 
神「できれば、漏れも凡人でいたかったよ・・・・。」 
友「さだめじゃ。」 

合掌する友人。 
思わずPDA用のスタイラスでコップをたたく漏れ。 
チーンと涼しい音が、昼下がりのファミレスに響いたりする。 

次に、研修用機材の入っているコンテナを引きずり出す友人。 
半分くらいしか入ってない。 
もっとも、修用機材とは言っても、廃棄予定品ばかりのガラクタだが。 
ほかにも、研修用資料等いろいろ無くなっていることを確認する友人。 
次にビデオのチェックをする。 
そこには、しっかりと盗難現場が録画されていた。 


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468 名前:安崎神宮寺艦長 ◆bj5w.TqgpI 投稿日:2005/04/28(木) 22:19:46 ID:JM/UYxYx 

友「爆笑やったぞー。」 
神「でも、防犯カメラひっぺがしたちゅうことは、録画されてるのに気が付いてなかったんかな。」 
友「いいや、しっかりわかっていたみたい。その証拠に・・・・。」 

ビデオを再生すると、まずニダー三人が研修室の隅っこでなにやら相談をしているの写っている。 
そのうち、ニダーの一人が出て行く。 
それを、おとなしく待つ残りのニダーたち。 
やがて、ニダーが戻ってくる。 
その手には、近所のスーパーの紙製の手提げ袋が握られている。 
その袋を三人でなにやら弄繰り回しだす。 
やがて、ガッツ似がその袋を手にして、壁際を歩き出す。 
カメラの死角に入って見えなくなるガッツ似ニダー。 
それを見守っているらしい、部屋の隅のニダーズ。 
しばらくすると、いきなり袋に印刷してあるスーパーのマスコットキャラクターがドアップで写りこむ。 
よくみると、袋に穴が開いていて、そこから目が覗いている。 
ガッツ似ニダーが、袋に穴を開けて覆面にしているのである。 
しばらく、買い物籠を咥えた子犬のイラストが、画面を上下左右に動き回る。 
やがて、カメラ自体が上下左右に揺さぶられ、ブラックアウトしてしまう。 


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469 名前:安崎神宮寺艦長 ◆bj5w.TqgpI 投稿日:2005/04/28(木) 22:20:15 ID:JM/UYxYx 

友「信じられんやろ。なんぼ実行時に覆面したって、その準備段階がもろに写ってんねんど。」 
神「それが、ケンチャナヨ精神や。」 
友「まぁ、あそこは死角やと思っていたんかもな。」 
神「防犯カメラって、広角レンズ使っているから、思いのほか広範囲が写ってるんやけどな。」 
友「知らんってことは、恐ろしい。」 
神「しかし、カメラ自体を盗むとは思わんかった。漏れはカメラに布をかぶせて視界をふさぐと思ってた。」 
友「喪前の言うとおり、別にカメラを隠しておいてよかったわ。」 
神「まぁ、少々斜め上を行かれたが、結果的にはOKつーことで。」 


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470 名前:安崎神宮寺艦長 ◆bj5w.TqgpI 投稿日:2005/04/28(木) 22:20:40 ID:JM/UYxYx 

さて、友人が隠しカメラの映像を見てみると、そこにはニダー達の所業が鮮明に録画されていた。 
まずは、部屋の隅にあつまって、ニダニダなにやら相談するニダーズ。 
その後、紙袋に細工するニダーズ。 
紙袋を手に、壁際を移動するガッツ似ニダー。 
紙袋をかぶって、机を足場にして監視カメラを取り外そうと悪戦苦闘するガッツ似ニダー。 
やがて、監視カメラをはずして仲間に見せる、ガッツ似ニダー。 
それを見て、大はしゃぎする残りのニダーズ。 
そこから先は、ニダーズは研修生ではなく単なる泥棒集団に成り下がった。 
まずは、コンテナーの中から工具セットを3個取り出すニダー。 
別のニダーはいつの間にか、ダンボールの箱を準備している。 
箱の中に工具セットを入れるニダー。 
別のニダーは、別ののコンテナにしまってある研修機材をより分けている。 
そのうち、つまみ似のニダーが教卓の時計に気が付いた。 
時計をポケットに入れるつまみ似ニダー。 
マサ似のニダーは研修資料をダンボールに詰めている。 
やがて、物色が終了すると台車をもってきて、ダンボールをつむと去っていくニダーズ。 

友「いやー、見事な手際やったで。」 
神「台車まで用意してたんか。」 
友「おお、パチる気まんまんやで。」 
神「なんつーか、犯罪行為に関しては、連中すっごい手際よいんだよなぁ。」 
友「おお、ビデオ見ている限りでは、一糸乱れぬ連係プレーやった。」 

そして、いつもの結論に至る漏れたちだった。 

友・神「あの労力を、もっと建設的なことに生かせんのかなぁ。」 


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471 名前:安崎神宮寺艦長 ◆bj5w.TqgpI 投稿日:2005/04/28(木) 22:21:10 ID:JM/UYxYx 

その後、ビデオを社長と会長に見せる友人。 

社「これは、えらい被害だなぁ。」 
友「大丈夫です。ぱくられた機材は全部廃棄予定品ですし、工具は友人が買ってきてくれた安物です。」 
社「ずいぶん手回しが良いな。」 
友「はぁ、以前、友人が自分の会社で色々あったらしく、友人が私に色々教えてくれましたので。」 
会「なかなか、すごい友達をもっとるんやな。」 

漏れ的には、すごくなくて良いから平穏に暮らしたかったりする。 

社「しかし、これだと今後の研修は・・・・。」 
会「当然、すべて中止やな。」 
社「わかりました、商工会には私から言っておきます。」 
会「ま、結局、連中は50年たってもいっこも進歩しとらんことがわかっただけでも、大きいで。」 
社「私は、世代が代わったから、もっと良くなってると思ったんですけどね。」 
会「昔のほうが、もうちょっと若造は仁義をわきまえていた気がせんこともないがな。」 
友「申し訳ありません。私がいたらないばかりに。」 
社「いや、誰がやっても同じようなものだろう。」 
会「お客さんやのうたら、強くも出れるが今回はお客さんやさかいな。」 
社「君に責任はないから安心し。」 
会「むしろ、ようやったで。ご苦労さんやったな。」 
友「ありがとうございます。」 
会「また今度、吉○つれってたるわな。今度はゆっくり味わって食いや。」 
友「ありがとうございます。」 
社「ほな、明日から通常業務に戻ってや。長い間ご苦労さん。」 
会「君の友人にもよろしくな。」 
友「はい、必ず伝えます。それでは失礼します。」 

そう言って、部屋を出る友人だった。 


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472 名前:安崎神宮寺艦長 ◆bj5w.TqgpI 投稿日:2005/04/28(木) 22:21:39 ID:JM/UYxYx

友「つー訳や。」 
神「なるほどのぅ。結局、連中は漏れも予想通り動いたわけか。」 
友「まぁな。さすがやのう。」 
神「なーに、たんなる経験則や。」 
友「ほな、ちょっと買い物つきあえや。」 
神「ええで、どこ行くねん。」 
友「神戸、そこで例のロシアクッキーをオカン軍団のお礼用に買う。その後。」 
神「他に何があるんや。」 
友「ナンバあたりで時計と喪前へのお礼の品を買う。なにがええ?。」 
神「別に、礼なんていらんよ。」 
友「そうわいかん。会長命令や。」 
神「気ぃつかわんでええのに。」 
友「まぁ、まだ準備金が残っとるさかいにな。」 
神「ほな、ありがたくご好意を受けるとするか。」 
友「おお、ほな行こうか。」 
こうして、2ヶ月にわたった研修騒動も幕が下りた。 

指導編終了。