お見舞いL君 報告編 6
◆i4jMmb0XV.の兄者氏 本編← 1 2 3 4 5 6 奴、再び…編


852 名前:休憩スレ25@某兄 投稿日:2005/03/27(日) 23:03:24 ID:O3i7y6bZ

一回目の話し合いの次の日の朝(28) 

自分はこれで解決したものだと思ってましたので 
朝食の席で家族で外食にでもいかないかと提案しました 

が、親は二人ともそれを却下 
特に親父は「もう一ヶ月ぐらい様子を見ないとわからない」「逆に警戒しなければならない」 
の様なことを言って、妹の外出を許可しません 
不服ではありましたが、言い争ってもしかたがないのでその場は黙っていました。 

そして次の日。(1) 
その日は両親とも外に出なければいけないので(言うまでも泣く、親父は仕事。母は食事会でした) 
自分が家に残って、留守を任されることになりました。んで…調度いいと言うか、鬼のいぬまにと言いますか 
妹を食事に連れて行くことにしたんです。 
本人は余り乗り気じゃなかったのですが、美味い物でも食べれば憂さ晴らしにもなるし、 
何より、ちょっとしたお祝いも兼ねてと自分では思っていたので、強く勧めました 

何日も(病院にいく時以外は)外出してないし、また病院にいく時も 
親父か自分が周囲を見回ってから出るという、重々しい(?)ものだったので 

今度ばかりは軽い気持ちで、少しでもそうなればなと… 
自分が準備をしている間に妹を外で待たせて置くことしたんです 


------------------------------------------------------------
854 名前:休憩スレ25@某兄 投稿日:2005/03/27(日) 23:04:46 ID:O3i7y6bZ

トイレから出て、車のキーをとって、玄関付近まで出て行くと何やら外が騒がしいんですよね。 
声にならない声で「んっ!ん〜!!きっっ!!」口を強く噛み締めて、捻り出すような声(でもさほど大きい声ではない) 
そして、戸の曇りガラスの影が激しく動いているんです 

何かあったのかと、外に飛びでると 
知らないオバサンが妹に飛び掛かって、髪の毛をひっぱり、叩き、蹴飛ばしているんです 
(自分)「おまっ…ちょっっ…なに!?」 
慌てて、オバサンを妹から引き剥がし、跳ね除け…そして転ぶオバハン 
(自分)「ふざけろよ?あぁ!?」 

そのままオバサンは逃げていきました 

すぐに、妹を家の中に入れカギを掛け… 
結局その日は外に出ることを諦めました。というか、出れませんよね… 
とりあえず、二階の部屋にあげて、家中の窓と戸のカギを掛け、家族の帰宅を待つことに 

そして、夕方 
母親帰宅。すぐに親父にTEL 

妹は、何を聞いても、わからない、知らないの一点張りでした 


------------------------------------------------------------
857 名前:休憩スレ25@某兄 投稿日:2005/03/27(日) 23:08:05 ID:O3i7y6bZ

10時頃、親父帰宅 
自分に一時間ほど「アホ、ボケ、それでも長男か!?」と怒鳴ってから 
すぐに指示。「女子供はうえ(二階)で寝ろ」「男は下」 
「あれがアレ(たぶんLのことか)の関係かは分からないが、用心にことしたことはない」 

そして深夜 
親父の予想は見事に当たります。 
戸を激しくたたく音、そして連続で呼び鈴の音 
自分と親父は酒とツマミをちびちちびりと食べながら起きていたので、すぐ様ダッシュ 
親父は和室を通って庭から。自分は玄関から、真正面から突撃 

が、向こうのほうは逃げ足が速い。 
廊下を走る音や戸のカギを開ける音を聞いてすぐ逃げ出したのか… 
自分ら二人が外に飛び出たときには、既に誰もおらず、逃げた後でした 
念のため、懐中電灯をもって辺りを見回ったあと、家に戻ると… 
多分、飛び出た時に気づかなかったのか…戸の前に、何か置いてありました 

拾い上げて見ると、ぐしゃぐしゃに汚れた女物の下着数点とタオル 
落ち着いてから、確認をとったところ…案の定、妹のでした 


------------------------------------------------------------
860 名前:休憩スレ25@某兄 投稿日:2005/03/27(日) 23:11:09 ID:O3i7y6bZ

そしてそのまま早朝に電話が。 
出ても、すぐに切られ、受話器を置いたら、すぐに鳴り出すという始末 
流石に堪らないので、電話のコードを引っこ抜き 

もしやと思って妹の携帯をチェック。 
案の定、非通知からの大量の着信履歴とあからさまな脅迫メール 
親父「…気分悪いが、また使うかもしれないから、そのままとっとけ 
母「落ち着いたら、新しいの買いましょうか…」 

飽くまで、親父と母は受身で被害者になりきるつもりで、 
前回の話し合いも一応、合意で済んだのですから、それ(L)を信用するという「形」貫いていました 
(とは、言ってもその事は、後から話を聞いて分かったことですが。 
 この時、自分は頭に血が昇っていてそこまで考えが及ばず、イライラしてるだけでした) 


------------------------------------------------------------
862 名前:休憩スレ25@某兄 投稿日:2005/03/27(日) 23:13:15 ID:O3i7y6bZ

五日 
その昼。弟が「アイスを食べたい」と言ったところ、普段、何を勧めても食べない妹が 
自分から「うん、わたしも…」と便乗してきたので、母は嬉しそうに買い物へ。 

「アイスと一緒にイロイロ買って来るから…多分30分位かかるけど…私が家に帰るまで 
 ちょっと、家に居てくれる?」 

自分、その日、お昼から、どうしても外せない用事があったんですよね… 
連絡が着たらすぐ出るという段取りを整えていたものですから、でも、まぁ 
母が帰ってくるまでには何とかなるだろうと思い承諾。 

が、出かけた10分ぐらいして、自分に連絡が…「すぐに来い」とのこと 

母が帰るのを待っていたら、まず間に合わない。が、出かけたら出かけたらで… 
そして、自分は…出かけてしまいました。 

家の窓等のカギ、戸締りをチェックした後 
弟に「お兄ちゃん悪いけど、出るね。お姉ちゃん、二階で寝てるからしっかり守ってあげてね」 
と後を託し、外出。 

これがまずかった… 


------------------------------------------------------------
864 名前:休憩スレ25@某兄 投稿日:2005/03/27(日) 23:15:00 ID:O3i7y6bZ

夜、帰宅すると、家の空気が異様に重い 
食卓を覗いても誰もおらず、二階に上がってみると 
母に抱かれた妹が。そして、その側には泣いている弟 

自分「ど、どうしたの?」 
母「…(そっと妹の顔から手をのける)」 

妹の顔には痣と引掻き傷 

母 「今、やっと落ち着いて、寝付いたところ」 
自分「…」 
母 「○○(自分)が出てすぐにね、●ちゃん(弟)の友達が来てね、そのまま出かけちゃったの」 
自分「…」 
母 「カギ掛け忘れたみたいでね。私が帰ってきたら、この有様」 
自分「…」 
母 「…アンタがもう少し、気の利いた、兄だったらね… 
  まぁ…いち社会人だし…今回の件で無理やり帰ってきてもらったから、どうとは言いませんけど」 
自分「…」 
母 「…」 

母「ごめん。我慢の限界」 

そのまま、自分は部屋をあとにしました。 
何にも考えられませんでした。 


------------------------------------------------------------
866 名前:休憩スレ25@某兄 投稿日:2005/03/27(日) 23:17:56 ID:O3i7y6bZ

そして、次の日 3/6 

父、母…朝早くL宅へ 
帰りは夕方でした。 
父「もう、やつらは関わらんと…口だけかもしれないがな」 

昨日のこともあり、優しい「父」が自分にとっては堪える 

母「もうね、母さんブチ切れちゃってねぇ(笑 
  すまないと思うなら、口だけじゃなくて、親戚中から署名集めて謝りに来い! 
  って怒鳴っちゃって(笑」 

何事も無かったように笑う母がとても眩しかった 

父 「…まぁ、もう少し様子見…ってところかな」 
自分「それで駄目なら…?」 
父・母「警察よぉ」 


------------------------------------------------------------
870 名前:休憩スレ25@某兄 投稿日:2005/03/27(日) 23:27:45 ID:O3i7y6bZ

同6日 
スレに報告 

そして、23日。 
Lのご両親が訪問 

妹が倒れた後でしたから、どの面下げて来たんだと殴りたかったです 
でも、これ正直…自分の鬱憤のヤツアタリでしかありません 

そのまま、自分の親と両親は和室に消えていきました。 
それから数時間後、何度もペコペコと頭を下げるLのご両親 
「すみません。すみません…」 
「本当に我が子や、うちの身内が…」 
「わたしどもが至らないばかりで…」 

なんというか…その光景見ていても、気分はあまり晴れませんでした 

むしろ虚しい 

そして、何度も謝りながら二人は帰っていきました。 


------------------------------------------------------------
872 名前:休憩スレ25@某兄 投稿日:2005/03/27(日) 23:30:42 ID:O3i7y6bZ

以上…自分の何とも情けない報告であります 
長々とお付き合い、ありがとうございました 
今更ですが、大体の方はお察しの通り、うちの両親の性格からあまり公表したがらない 
(また自分がとても痛いヘマをやらかしたため自分も公表したくない)のですが、 
妹が始めに既に(笑いとなる範囲ではありますが)投下をしたため、「一度したことは最後までやって閉めろ」との 
親父の言葉から、(恐らく、これで)最後まで投下をさせて頂きました。 

我が家(特に妹)も、少しづつではありますが元気になっていっております。 

本当に、長々とお付き合いありがとうとございました