安崎神宮寺艦長奮戦記 後日談
安崎神宮寺艦長 ◆bj5w.TqgpI 1 2 3 4 後日談1 後日談2 役員編1 役員編2




297 名前:安崎神宮寺艦長 ◆bj5w.TqgpI 投稿日:03/12/22 22:38 ID:c6IZYieu


電話で思い出したので、小ねたをひとつ。

研修にきた連中が、帰国してからしばらく後、漏れの携帯に電話がかかってきた。 
発信者はなんと、韓国の某社の常務(だったかな?ちと記憶が曖昧)の全(仮名)さん 
少々発音に難はあるが、結構きれいな日本語を話す。 
なんでも、昔日本に留学していたそうだ。 
しかし、いくら日本語が上手だろうと、日本に留学していようと所詮は、かの国の方。 
やっぱり、少しおかしかったりする。 

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298 名前:安崎神宮寺艦長 ◆bj5w.TqgpI 投稿日:03/12/22 22:39 ID:c6IZYieu


いま、外出先だからと言っているのに、長々としゃべる全(仮名) 

なんでも、提携話が流れそうだ。 
だから、漏れから社長にとりなしてほしい。 
そんなことを、漏れに訴える、全(仮名)。 
しかし、漏れにはとりなす気などさらさら無い。 
つーか、流れてほしい。本気で、心の底から、思いっきり流れてほしい。 
心のうちはともかく、漏れは下っ端だからそんな権限はない。 
その旨を伝えると、はじめは、おとなしかった全(仮名)も 
だんだん本性が出始めた。

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301 名前:安崎神宮寺艦長 ◆bj5w.TqgpI 投稿日:03/12/22 22:41 ID:c6IZYieu


徐々に語気を荒めながら、優秀なわが社と提携しないのはウチにとって大きな損失だの、
とりなしてくれるのなら、将来漏れを引き立ててやるだの、言い出した。 

あまりに、自分勝手で尊大な物言いにあきれていると研修生が優秀すぎて、嫉妬して
いるだの、優秀なわが社の技術員が漏れの会社に大勢くると、漏れが首になると恐れて
いるだの、好き放題言い出す始末。

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302 名前:安崎神宮寺艦長 ◆bj5w.TqgpI 投稿日:03/12/22 22:42 ID:c6IZYieu


ここで、「ぱくった工具返せ」とか言ったら100%火病るだろうなー 
なんて考えながら、適当に断る漏れ。 
それが、癇に障るのか、ますますエキサイトする全(仮名) 
以下は、そのときの会話 

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303 名前:安崎神宮寺艦長 ◆bj5w.TqgpI 投稿日:03/12/22 22:42 ID:c6IZYieu


神「ですから、私にそんなことをいわれても・・・」 
全「いいから、きみは言われたとおりにすればいい」 
神「なぜ、他社のあなたに命令されなければならないんですか」 
全「うるさい!!お前では話にならん」 
神「なら電話切りますよ。」 
全「なんだと!!失礼にもほどがある」 
神「失礼なのは、あなただ」 
全「うるさい!!下っ端がえらそうな事を言うな」 

ずいぶん失礼なことを言う全(仮名) 
そして、ついに大爆発を起こしたりする。 

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304 名前:安崎神宮寺艦長 ◆bj5w.TqgpI 投稿日:03/12/22 22:43 ID:c6IZYieu


全「なんでお前ごときが、電話に出るんだ!!社長を出せ!!社長を」 

って漏れの携帯に電話かけといてそりゃないだろう。 

神「だったら、本社にでも電話かけてください。」 
全「とにかく、社長を出せ」 
神「ここには、いません。本社におかけ直しください。」 

ばかばかしくなって、そう言うと電話を切る漏れ。 
一応、気になったので課長に電話を入れて報告すると 
「ほっとけ。相手にするな。」 
と一言だけいわれる漏れ。 
会社に戻って、この話を先輩にすると 

「お前もか、俺にも似たような電話があったぞ。他からも聞いたし。」 

どうやらあいつ、携帯番号がわかっているやつらに絨毯爆撃かましたらしい。 
先輩と顔を見合わせつつ 

「あの労力とエネルギーをもっと前向きに使えばいいのに・・・。」 

苦笑いしつつ、ため息をつく漏れ達だった。