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女の一生は平穏がいちばんだ
32-182氏 韓国旅行企画勃発 変更の経緯と騒動の顛末




182 名前:マンセー名無しさん 投稿日:2005/03/30(水) 01:01:26 ID:u8cMW4ex

本スレで韓国旅行を御祖母様に止められた、という話を読んで、私にも似たような
体験があると思い出しました。 こちらに書き込んでよろしいでしょうか?
仕事ではないので、こちらかなと思いまして。 


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187 名前:182 投稿日:2005/03/30(水) 01:06:27 ID:u8cMW4ex

昔の話。話はかなりはしょっています。予めご了承ください。 

会社に勤めていた頃、ある時社員旅行の企画が持ちあがりました。行き先はなぜか韓国……。 
当時はいまほど韓国が知られているわけでもなく、特に女性社員はほとんど「え? そこどこ?」 
状態でした。私も「?」だったのですが、決まった後の告知だった事と自分が行けるかどうか
わからなかった事から、特に気にしませんでした。 

その頃、私の家では祖父が末期の肺癌と分り、胃にも転移していてすでに手の施し様が無い、 
余命いくばくもないと宣告されていました。社員旅行の話は年末(日頃の休日が少ない代わり 
に比較的暇な冬に長期休暇をとる部署でした)で、祖父の病状も辛うじて小康状態、でもいつ 
急転するかわからないというところだったので、私は社員旅行には行けないかもしれないと
思っていました。 
家族で相談した結果、参加する事になったのですが、ある日その話が祖父の耳に入ったところ 

「なんで朝鮮に旅行なんだ。あそこは若い娘が行くところじゃない」 

と激怒。そのうえ 

「明日、おまえの会社に掛け合ってやる」 

とまで言い出し、家族は全員ぼう然としました。 


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188 名前:182 投稿日:2005/03/30(水) 01:07:47 ID:u8cMW4ex

小康状態とはいえ、入院してもおかしくないほど調子が悪い祖父なので「まさか」と思って
いましたが、翌日本当に乗り込んできました。
家では寝ている部屋からトイレに行くのでさえ苦しそうで、椅子に座ってもいられない祖父が、
スーツを着、ネクタイも締めて、会社に現れたのです。 
かなり苦しかったはずですが、表情にそういう様子は一切なく、私に気づいているけど無視
という態度で「責任者に会いたい」と事務の女性社員に言い、いちおう社員の身内なので
という事で私の部署の責任者と面談する事になりました。 

会議室に通されて二時間くらい。途中で、上司のさらに上司まで面談に同席となり、やがて
祖父が出てきました。車で送る、という上司の申し出を頑固に断り、背筋を伸ばして会社を
出て行った祖父……その後、社員旅行の行き先が韓国からハワイに急きょ変更となりました。 


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192 名前:182 投稿日:2005/03/30(水) 01:09:54 ID:u8cMW4ex

祖父の容態は二日後に悪化しました。病院嫌いでどんなに勧めても「入院はしない」と 
言い張っていたのが、自分から病院に連れて行ってくれと頼み、即日入院。三ヶ月後に 
息を引き取りました。 
「韓国→ハワイ」変更の直談判が、祖父の弱った体には耐えられない負担だったんだと 
思います。実は家族は本人に病気の事を伏せていたのですが、祖父は知っていました。 
具体的な病名などは知らなかったようですが、自分の体がもう長く持たないとは気づい 
ていたようです。後日、祖父と面談した上司から 

「××さん(←私の事です)、おじいさんは今年が人生最後の年末だ、と仰っていたよ」 

と聞きました。 
ついでに、韓国旅行が決まった経緯も知りました。(この件で一騒動あったらしいです) 
ハン板をROMするようになって、当時の祖父が自分の重病を顧みず、文字通り体を張 
って旅行を阻止しようとした理由がわかった気がします。 


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204 名前:182 投稿日:2005/03/30(水) 01:31:38 ID:u8cMW4ex

レスして下さった皆様、ありがとうございます。 
当時はまったくの無知だったので、どちらかというと祖父の行動を

「体が悪いのに恥ずかしい事して!」 

と思っていました。最近になってから、ようやく祖父がどういう思いで無理をしたのか
分ってきまして、今更ですがせめて「気遣い有難う」と一言いえばよかったと後悔して
います。 
ちなみに、ハワイ旅行には私は不参加でした。祖父の容態が急激に悪化した為です。 

逆法則については、その後私は普通に結婚して普通の平凡な生活を楽しんでいます。
これが逆法則なのかも。 

祖父は息を引き取る前日に、見舞いに行った私の手を握って

「女の一生は平穏がいちばんだ、くだらん男にひっかかるなよ」

と言いました。 
あの時、祖父が命懸け(大げさかもしれませんが)で旅行の行き先を変更するよう上司に
談判してくれていなかったら、もしかしたらハン板で語られているような事態が私の身に
降りかかったかもしれず、祖父の言う幸せな女の一生を過ごせなくなっていた可能性も
あると思います。 
祖父は、残っていた自分の命を逆法則ごと私にくれたのだ、と思って、家族を大事にして
いこうと思います。 

経緯の事は、お話できる範囲で、それも肝心なところはぼかして、という事にな 
ると思いますが、それでもよければまた近いうちに書き込みさせていただきます。