| 某国に技術移転シリーズ5 「ボタンがあれば、とりあえず押すニダ編 」 | |||||||||||
| 千葉県民 ◆P7zGfVUkPs氏 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | ||
530 名前:千葉県民 ◆P7zGfVUkPs 投稿日:2005/05/08(日) 23:53:27 ID:EZbCLJTt それでは、お言葉に甘えまして 説明上、前投稿から参考の為、転載 技術移転には、テキスト、言語共に原則として日本語が使われます。 進行方法としては、某国の技術が理解できる通訳(Kさん等の有能な通訳の事)が 重要な役割を果たしています。 @筆者が日本語で説明する A通訳が某国語で訳す B某国人技術者(複数)が、某国語で質問をする。 C通訳が日本語になおして、筆者に質問する。 以下@に戻り繰り返し。 続きになります。時と場所は、前回とまた別の所です。 もう、筆者もそれなりに韓国という物がわかるようになり掛けた頃の事です。 基本的に機械が運転していないと、説明が不可能なところがありますので、時には 生産している機械のすぐ脇で、実物を前にして指導する場合があります。 日本語で私が説明を始めます。 県「Kさん(操作員)の隣にある、ボタンは・・・・・・」 すかさずK通訳が、流ちょうに右から左へ即時通訳します。K通訳さすがです。 K通訳「(某国語で)Kニム #>`#+@ ボトン &%$・・・・」 ボタン「ぽちっとな」(押された擬音) たちまち、けたたましいアラーム音と共に、止まる機械。 県とK通訳「アイゴー、そ、それは・・・・」 ------------------------------------------------------------ 531 名前:千葉県民 ◆P7zGfVUkPs 投稿日:2005/05/08(日) 23:55:18 ID:EZbCLJTt 承前 ボタンがあれば、とりあえず押すニダ編 今まで好奇心全開で説明を聞いていた操作員Kさんが、筆者の今言おうとした ばかりのセリフを言う前に、いきなり、そのボタンを押してしまったのです。 何も無ければ、筆者は次の様に続ける所でした。 県「運転中に、このボタンを押すと、重大なことになるので押してはいけません」 さあ、それからが大騒ぎです。 K通訳の怒号と罵声、K操作員の某国式「ウリは何にも悪くないニダ」式逆切れ。 わらわらと甘い物に群がるように集まってくる作業員達。 もう諦めて一人黙々と、リスタート作業にかかる筆者。 経験から、この類のやりとりに口を挟むと、ろくな事に成らないのが判明しています。 実は、あのボタンを押されると、最初から全ての設定を、やり直しなんです。 まあ、バックアップは取ってありますので、復旧は出来るのですが。 電気設計のFさん。これマニュアル設定でやるの、何とかなりませんかね。 そりゃ、細かい設定が出来るのは有り難いんですけれど。 日本のFさんを心の中でブツブツ言いながら、小一時間ほどかけて設定を終わりました。 やれやれ。ここでリスタートOK。と言うことでK通訳を探します。 操作員Kさんは、K通訳に文字通り小一時間ほど説教されたらしく、不満げですが 特に発言はしていません。 しかし、顔には「何で、ウリが怒られるニダか?」と書いてあります。 それからの指導は、実にギクシャクしたものとなりました。 以下 続編がありますが、今回はここまで。
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