バイトの韓ちゃん
77-643氏  




643 名前:マンセー名無しさん 投稿日:2005/05/20(金) 22:24:03 ID:nQ7SXUGs

換気がてら軽い和みネタを。 

数年前、ぼくがレストランの副店長だった時のお話です。 
近所に県知事が誘致した国際大学がありまして(留学生の割合が7割強とか言ってたっけか)、 
うちもそういった大学の学生のバイトさんが多々いました。 
主に品と韓でしたが。 

品の子達は非常に働き者でして、特にホールに出ている女の子はよく動くし 
いつもにこにこ笑っているしで、お客さんからの評判もとても良いものでした。 
対する韓の子も、おなじくホールに出ていたんですが、すごく日によって 
テンションが違って、こっちが気を遣わなければいけないような性格。 
髪を纏めていない、香水がきつすぎる、とマヌアル破りをかましてくれることも 
多々あり、しかも指摘すると機嫌を損ねてしまうので、店長共々ちょっと 
腫れ物に触れるような感じで接していました。 

そんなこんなで何とかやっていたんですが、ある日お客さんから言われたんですよ。 
「あの子、ちょっと愛想が無さ過ぎじゃない?」と。 
(本人に言ってくれや、とも思いますが、まーぼくが男だから言いやすかったんでしょうね) 
そういえば確かに最近むすっとしてるなあ、とは思いました。 
が、彼女の働いている時間帯で、ベテランのパートさんが一人辞めたばかりですし、 
薮蛇は非常に困ります。シフトもキツキツになってましたし。 
なので、余程目に余った時以外はそっとしておきました。 
…ぼくは。 


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645 名前:マンセー名無しさん 投稿日:2005/05/20(金) 22:27:15 ID:nQ7SXUGs

そんなある日。 
店長「なー、最近韓ちゃんおかしいと思わんか?」 
ぼく「( ・3・)エエー、いつもあんなですC−」 
店長「いや、お前は全然わかってねえなーwちょっと最近韓ちゃん悪いところが目立ちすぎ 
   だから、ちょっと話してくるわ。その間韓ちゃんに代わって店番頼む」 
ぼく「…はい(もう上がりだったのに…)」 

-10分後- 

店長「韓ちゃん今日で辞めるってよ」 
ぼく「Σ(゚д゚lll) いくら何でも急すぎやしませんか!」 
店長「前々から辞めたかったらしいけどな」 
ぼく「でも急に言われても、新しい人入れなきゃいけないし、どうしろと…… 
   もしかして辞めたかったから、仕事もやる気見せてなかったってことですか」 
店長「だな」 
ぼく「……最悪ですね」 
店長「でだな、人足りなくなったし募集するけど、それが決まるまで俺等でこの時間カバーな」 
ぼく「募集して新人さんが入っても、いきなり任せられる訳じゃないじゃないですかー」 
店長「察しがいいな、うん、お前新人の教育な。早く仕上げたらそれだけ楽になるぞ」 

後日、残業の日々を2ヶ月は優に過ごしたのでした。ちゃんちゃん。