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付き合ってくれ 2

506 名前:長ネギ共和国 ◆T4GfpEWF06 投稿日:04/09/01 20:09 ID:DCUXnC49


どうもこの前の長ネギです・・・。ここに再び顔を出したということは・・・。 
ええ、まあそうです。何かがあったわけです。・・・お時間いただけますか? 

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509 名前:長ネギ共和国 ◆T4GfpEWF06 投稿日:04/09/01 20:13 ID:DCUXnC49


それではお話させていただきます。 
あの悪夢の次の日は平穏に過ぎました。ちょっとした物音にもビクビクしていましたが。 
それからさらに一日。話は今日の朝に遡ります。 
朝の十一時頃、携帯電話の着信音が鳴り響きました。パブロフの犬のような条件反射で飛び上がりました。 
とは言え、携帯電話の番号は既に変更してきました。Kからの電話という事はあり得ない・・・筈です。 
おっかなびっくり液晶画面の表示を見るとSからでした。思わず腰から崩れ落ちました。 

S 「あー、もしもし? 無事か?」 

もうちょっと訊き様があるだろう、と思いましたが、心配して電話をくれた事には有り難く思いました。 

私「・・・なんとか。すっかりビビり癖がついたけど。今朝なんか新聞配達のバイクの音で飛び起きた」 
S 「大丈夫かー? そんなんだと近いうちに精神的にツブれるぞ?」 
私「わかってるけど、怖いんだって。お前、男に好かれた事あるか?」 
S 「・・・ん、まあそれはそれとしてさ、飯でも喰わないか? 奢るぞ?」 

まさかあるのかよ、と思いましたが言葉には出しませんでした。気遣ってくれてる事が嬉しかったのです。 
なんだかんだで少し元気付けられた私は、Sと共通の友人のAと三人で昼御飯を食べる事にしました。 
少し嫌だったのですが、三人が知ってる店と言うと大学周辺にしかないので、場所はそのあたりになりました。 
さすがにあの忌まわしき喫茶店からは大分離れた所にしました。 

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510 名前:長ネギ共和国 ◆T4GfpEWF06 投稿日:04/09/01 20:14 ID:DCUXnC49


何事もなく店に着くとSもAも既に来ていました。 

私「あれ? 早いな」 
S 「ああ、大学に用事があったんでな」 
A 「ウチは近所だから」 
どうでもいい事を話しつつ注文をすると、Aが心配そうに訊いてきました。 
A 「聞いたぞ。災難だったなー」 
私「ああ。泣きそうだよ」 
S 「『だった』で済めばいいんだけどな」 
私「・・・おい」 
S 「・・・悪かった。そんな目で見るな」 
A 「そうだぞ。言葉には言霊が宿るんだからな。そういう事言うと本当になっちまうぞ」 
私「・・・普段何読んでるんだよお前は」 
A 「いや、オカルトの本とか。面白いぞ。こういう言霊思想って洋の東西に関係なくあるんだぜ」 
私「・・・」 
S 「そういや、お前の部屋行ったら変な本いっぱい並んでたな。黒魔術とか錬金術とか」 
A 「変とか言うなよ。生きる為の必需品だぞ」 
S 「・・・」 
私「・・・なあ、なんかそういう事に効く黒魔術とかないのか?」 
A 「あるけどオススメはできないなあ。対価を払う事になるわけだし」 
S 「・・・真顔で答えんな。お前も真顔で訊くな」 

どうでもいい話をしただけでしたが気は晴れました。それが例え一時的なものであったとしても。 

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512 名前:長ネギ共和国 ◆T4GfpEWF06 投稿日:04/09/01 20:15 ID:DCUXnC49


S 「あ、そうだ。Kがお前の家を訊いてきたぞ」 
私「・・・教えてないだろうな」 
S 「ああ。もちろん」 
私「てことはまだ家までは知られてない訳か・・・。良かった・・・」 
私「お前(A)も教えるなよ」 
A 「教えるも何も、Kを知らねーし」 
わずかばかりの希望を見出せた事は幸運でした。引越しはしなくても済みそうです。 

店を出て、それぞれの帰り道が別の方向なのでその場で別れました。 
そのまま駅まで歩いて行き、駅が見えてきた所で何気なく後ろを振り返りました。視線を感じたのです。 

「うわ」と「ぐぅ・・・」の中間のような声が漏れました。ごく当たり前のようにそれは存在していました。 
ヤツです。Kです。エラの権化です。十メートルくらい後ろを歩いていました。 
こちらが気づいた事に気づいたらしく、にこやかな(おそらく本人的には)笑みを浮かべてきました。 
私には獲物を見つけた時の笑みにしか見えませんでしたが。 

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513 名前:長ネギ共和国 ◆T4GfpEWF06 投稿日:04/09/01 20:15 ID:DCUXnC49


一瞬の逡巡の後、ダッシュで駅に向かうと、駅の横を素通りしてそのまま走り抜けました。 
切符を買ってる間に追いつかれるのは間違いなかったからです。 
後ろを振り返るとKが走って追ってきます。怖いです。まるで野口を追うヌデレバです。 
ただ、野口と違うのは一度追いつかれたらTHE END な所です。無我夢中で走りました。 
もともと脚にはそれなりの自信があります。そのまま隣りの駅まで一駅分を走りぬけ、 
振り返ってみるとKがいました。差は縮まってこそいませんでしたが、開きもしていません。 
もの凄い恐怖です。全力で走りながら、青信号を見つけるたびに渡ってひたすら逃げ続けます。 
通行人にぶつかりそうになりながら、とうとう二駅目を素通りする頃になって振り返ると・・・。 

まだいました。むしろ差が縮まっているような気すらします。もうほとんど諦めかけていました。 

わき道にそれて必死に逃げ続ける私。気がつくとなんだか見覚えのある所を走っていました。 
ふと思いつき、最後の力を振り絞って引き離しにかかります。 
少し差が開いてきたところで、曲がり角を曲がってすぐの店に駆け込みます。よく行く古本屋です。 

私「匿ってください!」 

といったつもりでしたが、声がかすれて 
「ぁくあってくらさっ・・・」のような意味不明の言葉になってしまいました。 
店の入り口からは死角になる本棚の向こうに見を隠すと、一分程息を殺していました。 

・・・ゆっくりと足音が近づいてきました。言霊を宿らせたSを呪いました。 

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514 名前:長ネギ共和国 ◆T4GfpEWF06 投稿日:04/09/01 20:15 ID:DCUXnC49


「・・・なにやってんの?」 
店の親父さんでした。安堵感からその場にへたり込んでしまいました。 
念のためにそのまま十分ほど身を隠し、電車に飛び乗って逃げました。 
とにもかくにも貞操は守りました。つけられていないか何度も確認しながら帰りました。 
とりあえず現時点では無事です。 

何故あの辺りにKがいたのかが謎ですが・・・。 

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516 名前:長ネギ共和国 ◆T4GfpEWF06 投稿日:04/09/01 20:24 ID:DCUXnC49


>>515 
ストッキングに何かを詰める案を休憩所の方で見ました。 
とりあえずストッキングにサバ缶を二つ入れて部屋の隅においてあります。 
心許ないですけど。 

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521 名前:マンセー名無しさん 投稿日:04/09/01 20:29 ID:DCUXnC49


>>517 
きゅ、休学ですか・・・。あひるの為なら・・・うーん・・・。 

>>518 
大事にしたくないのでそれは最後の手段ですね・・・。 
そんなことになる前に諦めてくれればいいのですが。 

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522 名前:長ネギ共和国 ◆T4GfpEWF06 投稿日:04/09/01 20:30 ID:DCUXnC49


>>521 
名前抜けました・・・ 

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526 名前:長ネギ共和国 ◆T4GfpEWF06 投稿日:04/09/01 20:35 ID:DCUXnC49


>>523 
考えたくない・・・。 

>>524 
探してみます。なるたけでっかい音のするヤツを。