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お寺のお堂移転新築計画

805 名前:加湿器 ◆4ZGFzfUEEE 投稿日:04/02/16 22:52 ID:qj6cccjx


投下します。あまり臨場感ないです。 
この度の話は、今になってアレが在日の人だったと聞かされて 
得心がいったというパターンですので。 

私の家は祖父の代から菩提寺(仮にZ寺)の檀家総代をしております。 
またZ寺の跡継ぎ息子は腐れ縁で、私の小中高の先輩、おまけに大学も同窓。 
学生時代には、彼に感化されてしまい、中国史専攻のハズの私が 
いつの間にか、寺社巡りを趣味とされてしまい、更にインドやらネパールやら連れ回され、 
一昨年、朝鮮半島でえらく面白くない目にあって帰ってきたという仲です。 

現在、父から総代を引き継ぎ、数人いる総代の末席を汚させていただいております。 
3年ほど前、Z寺のあるお堂を、老朽化と道路拡張のため移転新築することになりました。 
計画自体はその数年前から檀家全体に告知しており、会議を重ねていよいよ設計も完了、 
次は施工事業者を選定するという運びにっていました。 
当然、入札を行うわけですが、不景気の折り県内はもとより隣県からの参加もあり、 
全部で10社ほどの参加がありました。ここに至るまでには、それ以前から檀家全体に 
計画の告知がありましたので、口コミなどで早くから参加の申し込みがありました。
 
ほぼ参加業者の名乗りも上がり、入札まであと2週間ほどとなったある日、 
一人の総代が「相談がある」とのことで寺に集まりました。ある隣県の業者(仮にA社)の
社長が急に怒鳴り込んできた、ついては善後策を協議したい、とのことでした。
どうもその総代さん、仕事上で面識があったため絡まれたようです。 
その社長氏曰く

「我が社の社員にZ寺の檀家がいる。その話によると入札が行われるようだが、
 我々も参加させていただきたい。しかし入札までの準備期間が短すぎるので
 入札日を延期して欲しい。」

とのこと。 

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806 名前:加湿器 ◆4ZGFzfUEEE 投稿日:04/02/16 22:53 ID:qj6cccjx


まぁ誰が考えてもムシのいい話なので

「もう計画の告知も行っているし、今更変更できない」と答えると突如激昂。
「うちの社員が檀家なのにその話を聞いていなかったのはおかしい、
 手順に不備があるからやり直せ」とのこと。 

話を聞いた私たちも「????」だったのですが、あまりの興奮ぶりに困ったその
総代さんは 

「約束は出来ないが、一応会議を開いて皆に謀ってみる」

と答えてみんなを集めたのだ、とのこと。会議の結果は当然「否」。
結局「バカにするにも程がある」と言うことなのですが、今度は檀家であるその
A社の社員が住職に泣きついてきました。 

住職も困り、これは一筋縄ではいかないのでとりあえず話を聞こうとのことで、
二日後、更に会議が招集されました。今度は社長氏と檀家である社員氏も列席です。 
その頃から、父が体調を崩したため、私が参加するようになっていたのですが、 
会議当日、仕事のため5分ほど遅れて寺に到着すると、狭い境内の中に濃紺の
BMW(5シリーズ)が何故か斜めに停まっています。大変邪魔です。 

さて寺に入ってみると、予想通りそのBMWは社長氏のものでした。 
隣には、困り切ってどうしようもない顔の社員氏が座っています。 
会議の結果は当然二日前に出ているので、そのように伝えました。 
しかし社長氏、何故かとても偉そうです。他の業者さんは、仕事をいただけるなら 
せめて廃棄物の処理だけでも、残土の処理も喜んでやります、、、という感じだったのですが、 
彼は違います。 

「うちは業績がある、しかも安い。こんな我が社を参加させないのは損だ。
 そもそも情報告知に問題があるし、檀家運営がうまくいっていないのではないか」と。
 
お願いします、仕事くださいの態度は全くナシです。俺が仕事をしてやると言って
いるのに、 と言った風で、会議は大変白けた雰囲気で、結局社長氏は怒鳴ったり屁理屈を
こねたりしますが埒があくわけはありません。その場で社員氏を怒鳴りつける有様。 
さすがに住職が「あんたいい加減にしなさい」と取りなしましたが、結局訳の分からぬ 
捨てぜりふを吐き、社員氏を放置して帰りました。 

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807 名前:加湿器 ◆4ZGFzfUEEE 投稿日:04/02/16 22:54 ID:qj6cccjx


社員氏の話によると、この社長氏、最近、父親から事業を引き継いだのだそうですが 
その引き継ぎも父親が突然倒れたためで、会社の引き継ぎのゴタゴタのさなかで、 
入札へのタイミングを逸してしまった、というのが真相で、実際にはその計画のことは 
ちゃんと先代社長氏にも報告していたが、葬式やら何やらでそれどこではなかった、 
と言うことのようです。話を聞いて出席者一同、頭を抱えてしまい、一番年の若い私は 
つい「ぎゃ、逆ギレじゃん、、、」と呟いてしまったモノです。 
社員氏は、出席者(年配のご老人が殆ど)から逆に慰められ、肩を落として帰る背中が 
煤けて見えました。 

さて、もうこの辺までお話しすれば、スレの住人の方はもうオチはおわかりだと思いますが、 
3年前の私はハン板にはおりませんでした。ウブでした。 
正直、世間にはこういう理不尽な人もいるのだな、と思っただけでした。 
入札も一波乱あったのですが、結局地元業者によってお堂は落慶し、 
私は日常の生活に戻りました。 

ところが一昨日、Z寺で近所の方のお葬式があって参列したのですが、その際、 
友人である住職の息子と見たことのある方がお話をしています。その社員氏でした。 
社員氏によると、その後A社はどんどん社員がいなくなり、社員氏もその出来事がきっかけで 
退社し(揉めたそうですが)、地元に戻って建設会社を始めたとのことです。社員氏曰く、 

「実はA社は、戦争中に朝鮮半島から来た社長氏の祖父(先々代)が興した会社で、
 先代社長も大変頑張られた方で、私も長く仕えてきたのですが…」 

まぁその他色々とお話を聞いたのですが、これ以降は私が一緒に仕事して困った話でも 
ありませんし、日本人でもこういう人はいるかも知れません。
ちなみに、社長氏の名刺は日本風の名字でした(書類に添付してあった)。 
また友人坊主もいくつか思い当たる節があるそうですが、一応このお話はお仕舞いにします。 
どっとはらい。