毒ガスの脅威

358 名前:(0-0) 投稿日:04/01/17 23:36 ID:Ci2vTmee


保管庫読み終わりました。良スレですね。 
僭越ながら昔の仕事で出会った歌○伎町での微ネタを書かせていただきます。 

私、都内のカジノでディーラーをやっていたのですが 
(狭い業界ゆえに店名などはご勘弁を) 
新宿の店で勤務していたときのこと。 
あのエリアには通称ヤッカンチュウ通りと言われる場所がありまして、 
その名の通りスジの方と中国人、そしてかの国の人が入り乱れる 
ちょっとした坩堝みたいなエリアがあるため、 
お客さんの中には小金持ちのニダさまもいらっしゃいました。 
かの国にはカジノがあり、バカラと呼ばれるゲームの人気が高く、 
日本で遊ぶためには非合法エリアで遊ぶしかなかったのです。 

うちの店来ていたニダ様は数名。そのなかでもひときわうるさく、 
あつかましくて無礼なオバサマが一名おりました。 
当時、私の髪は真っ青にしていたのでですが、仕事中にいきなり 
「お兄さん、これ、カツラ?」と断りもなしにワシ掴み。 
髪の毛が白くなるまでブリーチしてから青を入れたため、 
特殊なバービー人形のような色をしていたのが珍しかったのでしょう。 
脱色で弱っていた私の髪の毛はちょっといい音を立てながら一部分だけ 
オバサマの手の中に残ってしまいました。 
一瞬うろたえるオバサマでしたが、何事も無かったかのように 
手についた髪の毛を払い、ゲームに復帰。こちらも大事なカモ……もとい 
お客様ですので、顔で笑って心で 
「このババア、お前の財布の中身はもはや無いものと思え」 
と仁王像がつぶやいていました。 

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359 名前:(0-0) 投稿日:04/01/17 23:59 ID:Ci2vTmee


で、そのオバサマは新しい客だったのですが、ある日他のディーラーや 
客から、ある苦情が出始めました。その内容は 
「あのニダのオバサマ、臭い……」 

実はそのオバサマ、ただでさえキムチ臭が漂うというのに、さらに凶悪な 
ワキガ持ちだったのです。どうやら鉄火場で遊ぶ緊張感で汗が分泌され、 
ゲーム中カードをめくるときにワキを開くため、 
毒ガスがリリースされる模様。 
バカラゲームは大きな台になると16人のプレイヤーが左右に座る形になり、 
中央にディーラー、その正面に合力(ゴウリキ)と呼ばれるサブが 
2名つくシステムになっています。そのオバサマは自分のガスを 
知ってか知らずか、合力の横を指定席として座るため、 
ディーラーはゲーム中、延々とその匂いを食らうことになります。 

ディーラーを統括する立場にあった私は、さすがに文句を言える 
レベルの匂いじゃないだろう? とたかをくくって若い衆と交代。 
その直後、自分の認識が甘かったことを悟りました。 
その臭いたるや死んだザリガニが放つ腐敗臭に匹敵する、 
目にしみるようなものだったのです。 

ゲーム終了時に他のものと交代した後、紫色の顔をした私と若い衆は 
マネージャーに通告。私と同じように認識が甘かったマネージャーは 
同じようにオバサマの横に座りますが、直後いい声でオエッとえづき、 
こちらに救いを求めます。ですが大台でのゲームは始まると2時間は 
終わりません。ちょっとしたアウシュビッツ体験をしたマネージャー、 
即座にオバサマの出入り禁止を店長に進言。 
普段の素行も悪かったため、店長はgoサイン(笑いながら)を出しました。 

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363 名前:(0-0) 投稿日:04/01/18 00:14 ID:A3uqKfqh


別室にオバサマをお招きし、素行不良のため当店では今後遊べない、 
とのことを伝えると負けが込んでいた(というかいつも負けてた) 
オバサマはファビョーン。 
「何で私が出入り禁止にならなくちゃならないの!」 
(ハングルで言ったと思われるため想像)と 
ホールに飛び出して大暴れ。必死で静止する店員一同を見て 
あっけに取られるお客様たち。だがそのとき、救いの神というか 
火に油というか、事情を良く知るお得意様のヤ○ザ様がオバサマに一言、 
「おばちゃんアンタ、ワキガ臭うから、帰ったほうが良いよ」 
と身もふたも無い一言。その瞬間オバサマは顔を真っ赤にして店外へ。 
どうやら自覚症状はあった模様です。 
かくして毒ガスの脅威は店の備品の相当数と引き換えに去ったのでした。 
おしまい。 

長い割にうまく伝えられなくてスミマセン。