システムの性能評価リーダー

991 名前:名乗る程の者では無い 投稿日:03/09/13 12:29 ID:HGHuxQeR


これは正確にはスレ違いかもしれないのですが、親が帰化した帰化2世君の話です。 
スレ埋めにはちょうどいいかと… 

今でこそそれなりの年齢なのでどのプロジェクトでもグループリーダーみたいな立場 
になり、契約先の社員が下についたりするのですが、30前の頃は大体、契約先社員 
がリーダーでその下に私がつくことが当たり前でした。 

とあるシステムの性能評価をすることになったのですが、そこの評価リーダーが2世 
君でした。 
この2世君、とにかく仕事しない、いや出来ない…。 
評価項目を作成しても、どうして過負荷評価が必要になるのか理解できない。 
試験環境の手配(試験データ、ハード、オペレータ等々)項目を作成しても手配しない。 

いい加減あきれた私は、2世君には報告だけして、作業自体は自分で他のリーダーと 
行うようになっていました。 

そして、致命的な事件が発生したのです。 

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992 名前:名乗る程の者では無い 投稿日:03/09/13 12:29 ID:HGHuxQeR


設計上8時間で終了する処理(DBに対するバッチ更新処理)が48時間経っても 
終わりません。 
原因を調査すると、本来マルチタスクで動作するはずの処理がシングルでしか動作 
出来ない。 
もう基本設計レベルのミスでした。 

ここまで話が大きくなると、性能評価どころじゃありません。 
当初調査を行ったのが私だったこともあり、調査報告書と対策案の資料を作成し、 
2世君および他のリーダーに配布、2世君には資料説明をして至急対策が必要です 
リーダー会議で検討して下さい。 
と話を預けました。  

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993 名前:名乗る程の者では無い 投稿日:03/09/13 12:30 ID:HGHuxQeR


2週間くらい経って、2世君の上司の席でリーダー達がなにやら騒いでいます。 
と、上司が「おーい、○○君(私)、ちょっときてくれないか〜」なんだろ?と 
思いながら席に行くと、私が作った資料を見せながら 

上司:「これ作ったの○○君?」 
私 :「はい、そうですけど」(資料には作成者の名前が入ってます) 
上司:「なんで、こんな重大な事を2世君に伝えないの?、君の上は2世君だよね?」 
私 :「えっ!!伝えるも何も、ちゃんと資料説明して、リーダー会議で検討して 
    下さいって言いましたけど…」 
上司:「何時?」 
私 :「いや資料作ってすぐですからその日に」(資料には日付入り) 
上司:「なんだ?お前聞いてないって言ってなかったか?」 
2世:「聞いてないです、その資料も見たことないです」 
   「○○さんは私の言うことなんか聞きませんから、勝手に他の人と話して 
    たんじゃないですか?」 
上司:「…」 
私 :「ちょっと待って下さい、じゃぁ何ですか?私が勝手に2世さんの印鑑使ったと 
    でも言うんですか?    その資料の査閲印は2世さんのでしょ?」 
2世:「とにかく知らないものは知らないし、見たこと無いものは無い!」 
   「上司!この外注と私、どっちを信じるんですか!」 

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995 名前:名乗る程の者では無い 投稿日:03/09/13 12:31 ID:HGHuxQeR


私の頭の中で、何かが弾けるような「プッチーン!」と言う音が聞こえました。 

私 :「はぁ?」 
   「お前何、語ってるんだ?人が馬鹿でも解るように説明してやったのに、 
    やっぱり解ってなかったのか。」 
   「大体、お前みたいなバブルで間違って採用された無能な馬鹿が「私がリ 
    ーダーです」でかい顔してるからこんな初歩的な基本設計ミス起こすん 
    だろうが!」 

言っちゃいました…。 

上司:「○○君、ちょっといいかな…」 


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996 名前:名乗る程の者では無い 投稿日:03/09/13 12:31 ID:HGHuxQeR


以下応接室にて… 

上司:「気持ちは解るが、あそこまで言っていけない」 
   「確かにあれは、しょうがない奴だが、それでもうちの社員なんだよ」 
私 :「すいませんでした、大分感情的になってしまいました」 
上司:「私としては○○君にがんばってもらいたいんだが、ちょっと難しくな 
    るかもしれない」 
私 :「しょうがないですね」 

三日後、私は契約切られました。 
その後2世君は、他部署に移動、これは私を切る事になった時に上司がこれだけ 
は譲れないとつけた条件だそうです。 
この会社とはその後一切関わっていませんが、その上司とは年に一回くらい会っ 
ては飲んでいます。