噂の行政基幹システム委託な某市の話
安崎光輪氏  




398 名前:安崎光輪 投稿日:2005/08/25(木) 16:46:43 ID:x6DcRNsA

・・・話は戻るがeGovなる雑誌が回覧されてきたので見てみると 
ちょうど行政の基幹システムを韓国ベンダーに任せた某市の話が載っていたので抜粋。 

-----ここから 
・市長の話 
「今のところ大きなトラブルが起きたという話はありません、むしろ職員からは 
 処理速度が速くなってよかったという声を聞きます。」 
(担当課長更迭の話について)
「更迭ではないんですよ、4月の稼動に間に合わせるために強力な人材を配置したのです」 
(きっかけについて)
「行政経営フォーラムという勉強会で(中略)2人連れて視察に行きました。 
(中略)こうした取り組みをツアコンとして案内してくれた人とコンサルタント契約を結んでいるんです」 
(市長の予想に反して日本のITベンダー落札しなかったことについて)
「日本のITベンダーが落札してくれたほうがずっとスムーズだったでしょうね。
 韓国の企業だとコミュニケーションが大変なんですよ。ただ、これで日本のやりかたを学びましたから
 次に使う自治体はうちほどの苦労はないと思います」 
(システムの外販について)
「著作権を共同で保有しますので外販すればなにがしかの利益になりますから」 
(メンテナンスについて)
「できる限り地域のITベンダーに任せたいということでトレーニングをしてもらっています」 
(システムの営業を任せるのかについて)
「そのときは私もついていきますよ。
 米国大使館などでは大使館員が米国企業の営業についてくことを当たり前のようにやっています。」 


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399 名前:安崎光輪 投稿日:2005/08/25(木) 16:48:21 ID:x6DcRNsA

・情報政策課課長と係長の話 
入札条件として 
・プログラムのソースを公開すること 
・H17/3を納期とすること 
これに応札したのは国内4社と韓国1社ところが国内4社は入札条件を満たせなかった。
納期が短いのでパッケージ製品を導入が有効だが製品であるがゆえにソースを公開できないからだ。 

課長「今のところ市民からのクレームなどは一切ありません」 
係長「韓国ベンダーはそうとう勉強したと思います」 

担当者をもっとも悩ませたのは言語・文化の違いから生まれるディスコミュニケーションである。 
言語の壁により生まれた誤解が激しい言い合いに発展することもあったという。 

「ドキュメントがいかに大切かを思い知りました。言った事を紙で確認する。」
「メールでもかまわないから。」 
「エンジニアは上司に報告しているのだろうかという疑問を持つことがありました。
(中略)自分のところで問題を解決しようとして上司に情報が伝わっていない。
 問題が発生しているのに責任者が把握できていないことがあったのです。」 

16年8月職員が開発の進捗状況を確認するためにソウルを訪れた。
だが、ソウルで見たシステムは見た目こそしっかりしているものの肝心の中身が仕様どおりに
なっていなかった。原因は日本から送った仕様書をインターネットの翻訳サイトで韓国語に直して
使っていたチームがあったためだった。 
市はベンダーと相談してエンジニアを市に常駐してもらった。結果、開発スピードは加速していった。 


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400 名前:安崎光輪 投稿日:2005/08/25(木) 16:50:30 ID:x6DcRNsA

・コストに対する意識改革 

韓国視察の余波は自動交付機にも現れている。
現在使用しているのは韓国で使われているものと同様の安価な機械である。 

係長「機械はおつりが入っているだけだからショベルカーで盗まれる心配もありません。
   仮に手数料が入っているとしても数万円。盗むほうがよっぽど手間がかかります」 

日本の自動交付機は銀行のCD機をベースにしていることが多い。
冷静に考えれば過剰防衛であることは明らかだが変更するきっかけが無い。
コストに対する意識改革が必要なのである。 

ここまで----- 


感想: 
市はオープンシステムの意味を取り違えているのだろうwww 
韓国ベンダーは開発経験があったので応札できたのかと。 
市長が営業についていくとはあんたどこの人だよwwww 
やっぱりとゆーかやっぱりな開発体制。日本に連れてきて日本風の開発管理をしたのだろうか? 
コスト意識は必要だよね。でも、お金しか見えていないのは(以下略