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911 名前:836 投稿日:2005/07/26(火) 14:54:30 ID:JMzYa6sJ
雑談スレが雑談投げられる状況ではないのですれ違いかもしれない(モドキかどうか不明)
プチネタをもう一つこちらに投下したいのですが良いですか?
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935 名前:836 投稿日:2005/07/26(火) 15:32:41 ID:JMzYa6sJ
ではプチネタです。
これは先の話のマンションに住んでいた頃の話で、当時は特に気にとめていなかったため、
記憶が曖昧であることをあらかじめご承知おき下さい。
毒男の常として私は週末になると近くのスーパーまで一週間分の食料をまとめ買いに行っています。
このときもいつものように買い出しに行く途中、道の反対側から声を掛けられました。
今思い返してみるとえらの貼った顔をし、あまり風呂に入っていないような思える風体の男でした。
年の頃は四十乃至五十といったところでしょうか?
この男、どこだったか忘れましたが、同じ市内ではあるものの結構遠いところまで行こうとして
いるようで、そこまでどう行けばいいのだろうか? と言ったことを聞いてきます。
幸いにも、そこから少し上がった大通りに出れば右に行っても左に行っても歩いて数分ほどのところに
地下鉄の駅があるのでそのことを説明し別れようとしたところ、この男、なにやら目の前で呪文の
ようなものを唱え始めました。
ブツブツと口の中で早口に、それでいてきちんとリズムに乗せて唱えています。
私が思わずあっけに取られてみているとこの男、業を煮やしたのか私の方に向き直り、声を大きくして
改めて同じ呪文を唱えてきました。
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936 名前:836 投稿日:2005/07/26(火) 15:33:21 ID:JMzYa6sJ
よくよく聞くとこの呪文、要するに
「お金が足りないけれど、急いでいかないとまずいのでいくらか貸してくれ」
と言ったことをずっと繰り返し言っていました。
いくら私がお人好しとはいえ、見ず知らずの赤の他人にほいほいとお金を貸すほどではありません。
それに、交通費が足りないと言うのであれば、交番に行って事情を説明するとお金を貸してくれる
という程度の知識は持っています。
ですので、私はお金を貸す気はないけれど、交番に行けば貸してもらえることを伝え、近くの交番の
場所(少し上ってから左手に数分歩く)も教えました。
しかしこの男、そちらに向かわず、道を下っていったのです。
ぼぉっとみていると他の人に話しかけようとして逃げられていました。
変な奴だと思いはしたものの、買い物を済ませたかった私はそのままスーパーへと向かいました。
後で思えば、これは幼稚な寸借詐欺だったわけですが、今にして思うと、或いはこの男はそういう
種類の人種だったのではないかと思います。
以上、三年か四年ぐらい前にあったプチネタでした。