元同僚金山(仮)の思い出
インド人の知り合い ◆tSscf1zzqc氏  




501 名前:インド人の知り合い ◆tSscf1zzqc 投稿日:2005/07/18(月) 23:35:27 ID:HF7Fb5U2

>>476 
やっぱりw 

そういや、今日、前の職場の人間から電話が来て、すでに辞めたダメスタッフが実は帰化在日だったって話が出たんですけど・・・ 
投下しましょか? 

「血の海の日」の締めくくりになることを祈りつつ、ではありますが。 


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528 名前:インド人の知り合い ◆tSscf1zzqc 投稿日:2005/07/18(月) 23:44:04 ID:HF7Fb5U2

はいな、それでは。 

前の会社の友人で、今もつきあいが続いてる奴がいます。 
そいつから久しぶりに電話がありまして。 

友/よう。ひさしぶりー、元氣? 
私/おう、元氣だぞ〜 

そんな感じでしばらく世間話や職場の愚痴を垂れ流しまして。 

友/そういや、お前金山(仮)っておぼえてる? 
私/んー・・・ああ、あの競馬とパチンコマニアの? 
友/そうそう。あの、裏金に手ぇ出して辞めたアレ。 

私が前の会社を辞める直前、生活費を削ってギャンブルに突っ込んだあげく、裏金に手を
出して、それが原因で辞めることになったダメスタッフ君。 
いや、会社に直接の損害(使い込みとか窃盗とか)が有った訳じゃなかったんですが、
深夜作業している所に強面のお兄さんが金山君を捜しに訪ねてきた時点で終わってますな。 


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554 名前:インド人の知り合い ◆tSscf1zzqc 投稿日:2005/07/18(月) 23:57:56 ID:HF7Fb5U2

さて、その金山君は、私よりも2〜3期先輩だったと聞き及んでいます。 
ですが、私の入社当時からダメスタッフの烙印をしっかり押されていた人間でしたね。 
というか、私が入社直後に、先輩たちに挨拶に逝った時の挨拶がふるっていましたね。 

私/お忙しいところ済みません、このたび、○○部に配属になりま・・・ 
金/今忙しいんだよ! ったく、こっちが忙しいことくらいわかれよ馬鹿! 

私、キョトーン。というか、無垢だった私は思わず涙目。いや、作業中でも挨拶くらいは・・・(涙 
一番忙しかった部長ですら、「頑張ってね」「今ちょっと手が離せないから、また後で」くらいは 
言ってくれたんですけどねぇ。 

さて。 
入社直後、ちょっとした作業で別部署だった彼と組んだ時も、向こうは教育役、こっちは右も左も 
わからない新人だってのに 

金/ああ、こことここをやっとけ。やり方は▼さんに聞け。じゃ! (去る 
私/え。あ、その・・・ 

教育役、って意味がわかっていたんでしょうか? 

教育役に見捨てられて (´・ω・`) 状態の私を見かねて声をかけてくれたのが、その▼さん。 
結局、事情を話して▼さんにその作業を一から十まで教えて頂く羽目になりました。 
▼さんってのは、人が良すぎてそういうのを断れないんですけど、知識と技術は社内随一の人でした 
から、結果的には幸運だったんでしょうねぇ。 
その後も、何かとお世話になることになりましたから。 

金山君はどこにいったかって? 昼飯時だったので、パチンコに行っていたそうです(笑 
本人から、「お前がのろのろしてるから、良い台取られちまったじゃねーか!」って怒られ
ましたから間違い有りません。はい。  



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567 名前:インド人の知り合い ◆tSscf1zzqc 投稿日:2005/07/19(火) 00:14:22 ID:ab0JHBY1

さて、数年後。 
自分で言うと後ろから撃たれそうですが、ちょっとした幸運と努力の結果(笑)、私は
上司に気に入られ、割と速いスピードで上の役職につくことが出来、仕事の幅もどんどん
広がっていきました。 
金山君は、遅刻の常習犯、仕事のスケジュールは守らないという仕事っぷりですが、
それでも猫の手も借りたい当時の職場ではそんな彼でも使わないといけない状態だったため、
なんとか首がつながっていた訳です。 

そんなある日、上司に呼び出された私は、小さいとはいえとあるプロジェクトの責任者に
任命されました。 
初めての責任者ですから、その興奮と、頑張らなきゃ、って決意は今でも覚えています。 
その後の、心の底から _| ̄|○ って記憶と共に。 

というのも、その任命の後、金山君も呼び出され、上司の口からプロジェクトの説明と
そこに従事すること、さらに、その責任者が私であることを告げられたのです。 

上/というわけで、金山、今回はYを助けてサポートしてやってくれ。 
金/ い や で す 。 

一瞬、何を言ってるのか理解できませんでした。 

金/私の方が先輩で、仕事も出来ます。
  なのに、何でこんな奴の指示を受けなきゃならないんですか! 
上/(ハァ? 
私/(ぽかーん 
金/それに、私はこいつが嫌いです。そんな人間の指示を受けるのは嫌です。 

その後の上司の怒声と、金山君の火病(当時はそんなことwしりませんでしたが)。 
結局、上司の「もう良い。金山は元の仕事に戻れ」という一言でようやく収まりました。 


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578 名前:インド人の知り合い ◆tSscf1zzqc 投稿日:2005/07/19(火) 00:28:26 ID:ab0JHBY1

まぁ、そのプロジェクト自体は何とか成功し、かなりの収益を上げることが出来ました。 
終了後、私と、そのプロジェクトに従事したスタッフに、社長からの慰労の宴席と、
少ないながらも報奨金が出て、私もほっと一息でした。 
今から考えると、逆法則が発動していたんでしょうねぇ。 

その代わり、その話を聞いた金山君は不満たらたらでした。
「俺がいれば収益はもっと上がったのに」 
「俺を外した上司は見る目がない」
「俺がきちんと教育してやったからYは一人前になれたのに、その礼もないのは無礼な奴だ」
とかね(苦笑 
今だから笑って話せますが、当時は仕事への責任感と、その陰に日向にの金山君の悪意に
さらされて相当凹んでいましたね。 

そして、その決定的な日。 
私たちのチームは、納期間際の仕事をあげるため、終電間際まで作業をしていました。 
そんなときに、事務所のドアを強くノックする音が。 

社員A/はい、どなたさまで・・・(息をのむ 

その気配を感じて顔を上げれば、入り口にいたのは、明らかに堅気の衆ではない、派手な
シャツとアクセサリを身にまとったパンチのお兄ィさん。 

兄/夜分遅く済みませんね、金山さんはいらっしゃいませんか?(割と丁寧な口調 
私/いえ、金山は今日は出社しておりませんが・・・ 
兄/ああ、そうですか、困ったな、今日は会社にいるから夜まで連絡できないと言っていたんですがね。 
私/ええと、金山とお打ち合わせか何かのお約束でも? 

我ながら、間抜けな質問だったと思います。でもまぁ、他に言いようもない訳で(笑 

兄/いえ、そういう訳ではありませんが・・・
  もし、金山さんから連絡がありましたら、田中が至急連絡を取りたがっていたことを伝え願いますか?
  電話番号は金山さんご存じですから。 
私/は、はぁ、わかりました。 
兄/それでは、夜分遅く失礼しました。 

お兄ぃさんが去った後、事務所内のスタッフが全員、安堵の吐息をついたのは言うまでもありません。 


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605 名前:インド人の知り合い ◆tSscf1zzqc 投稿日:2005/07/19(火) 00:43:19 ID:ab0JHBY1

そして、田中さん(仮)の予期せぬ来訪のおかげでスタッフの緊張感が切れたか、まとめた
書類があがったのは予定から2時間遅れの終電ギリギリ。
予定では、私のチェック含めて終電にはあがれる予定だったんですけどねぇ。 
仕方なくスタッフたちを帰らせ、私ともうひとりだけが朝まで残ってチェックを続ける羽目に
なりました。 

そして、日が変わる頃、黙々と仕事を続ける私たちの耳に、事務所のドアをがちゃがちゃさせる音が! 

私/・・・どちらさまですか?(警戒 
金/俺だ俺、開けろよ。 

そこにいたのは、憔悴した顔の金山君。 

私/どうしたました、こんな時間に? 
金/あ、あのさ、Yさん、ちょっと頼みがあるんだけど・・・ 

金山君が私のことをYさんと呼んだのは、記憶にある限りこれが最初で最後でした。 

私/はい? 
金/あのさ、悪いけど金貸してくれない? いくらでも良いからさ、頼むよ。 
  ああ、Nさんもいたんだ、Nさんもお願い、いくらでも良いからさ、ね? ね! 

さすがの私もピンと来ました。 
というか、ピンと来ない人間は相当鈍いとは思いますが(苦笑 

私/悪いけど無理です。ここのところ忙しくて、金を下ろしにいけていませんから。 
  今日、終電まで残ったスタッフに夜食を出すのにも、私とNさんで出し合ったんです。 
  だから、ふたりとも小銭しかないスッカラカンです。ね? そうでしょ、Nさん? 

Nさんも私の言いたいことを察して、「俺も金全くないや、済まないな」と流します。 

金/でもさ、その・・・ 
私/いや、申し訳ないけど無いものはないんです。ごめんなさいね。 
  そういえば、田中さん、ってかたから連絡がほしいって伝言承ってますよ? 

びくっ、と硬直する金山君。 


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615 名前:インド人の知り合い ◆tSscf1zzqc 投稿日:2005/07/19(火) 00:54:26 ID:ab0JHBY1

私/で、田中さんってどなたですか? 
金/あ、いや、単なる知り合い。そっか、金ないんじゃしょうがないよな・・・ 
  じゃ、俺用事があるから・・・ 

見るからにがっくりした顔で、去っていく金山君。 
彼が去った後、Nさんと顔を見合わせます。 

私/相当やばそうですね・・・ 
N/うん、ありゃやばいところに金借りて追い込みかかってるね。

また仕事の腰を折られて、なし崩し的に少々だべりもーどにな言った私たちの耳に、なんだか
外から大声が聞こえます。 

私/? 今・・・? 
N/なんだろ、喧嘩か? 
そういって、窓から眼下の路上を見下ろしたNさんが激しく私を手招きします。 

N/おい、ちょっと、あれ! 
私/あ・・・・ 

そう、おそらくは金山君を待ち伏せしていたとおぼしき田中さん他数名のお兄ぃさんたちが、
金山君を確保したところです。見るからにしおれた金山君を、田中さんたちが囲んでいます。 

私&N/・・・(どーしよ 

まだ若かった私たちには、どーすることも出来ません。 
素早く横付けされたバンの中に、全員が乗り込んで去っていくのを見送るしかできませんでした。 


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634 名前:インド人の知り合い ◆tSscf1zzqc 投稿日:2005/07/19(火) 01:12:21 ID:ab0JHBY1

その後、正気に戻った私たちはひとまず上司に連絡して善後策を練り、上司から関係各所に
連絡をすることに。上司は金山君の親御さんと延々話したり、お上のお役所に赴いたりと、
いろいろとその、面倒なことをする羽目になったそうです。
(どう面倒だったかは、遠い目をして教えてくれませんでした) 
私たちの方も、その騒ぎで朝イチ帰りの予定がそのまま次の始業時間まで食い込んで、
丸2日会社に缶詰状態になったりした訳ですが。 

そして数日後、めでたく(?)金山君は一度も会社に出社することなく、自主退職と相成りました。 
なんでも、借金は親御さんが立て替え、金山君は親御さんの紹介で新しい職場の「寮」に移って、 
そこで借金を返すために働くことになったそうです。 
まぁ、10M位の借金ですから、5年も働けば完済できるんじゃないかと。たぶん。 
その話を聞く過程で、彼が在日だったって話を、誰からともなく聞いた訳ですが。 
・・・んで、彼の私物を送り返すためにまとめていた時、その机の中やロッカーの中から、
以前から紛失していたソフトや書籍、大量の文房具などが見つかったのは、今考えると
デフォでしたねぇ。 


私/で、その金山がどうしたのさ? 
友/いやー、今日、駅でばったり会っちゃってさ。開口一番「悪い、金貸してくれねぇか?」だぜ? 
・・・orz 

私/埋めろ、埋めちまえ! てゆーか、蹴って逃げろ! 
友/だろーなー。やっぱそうすべきだったよなー(嘆息 
私/なに、金貸しちまったのか? 
友/ああ、いや、彼女が一緒だったからさ、断り切れなくて1000円だけ・・・ 
私/彼女は無事だったろうな? 
友/ああ、エロい目でじろじろみやがるから、ふたりでタクシーのって逃げた。 
  人の彼女に欲情するのってひどくね? 
私/やっぱ9鮮人はダメだな。 
友/ああ、ダメだな。 
友&私/あーあ(嘆息 

個人的には、友人も私も、金山君には二度と会わないと良いなぁ、と夢を見ています。 


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659 名前:インド人の知り合い ◆tSscf1zzqc 投稿日:2005/07/19(火) 01:26:45 ID:ab0JHBY1

というわけで、私がまだ若かった頃の在日話(当時は在日への知識が薄かったので、
変な奴だったなー、で済んでいた訳なんですけどね)でした。 

いつもよりパンチのない話をだらだら流して申し訳ありませんでした>ALL&平行してしまったボディガード氏 

・・・というか、今日電話が来るまで奴のことなんか奇麗さっぱり忘れていたのにーーー! 
また思い出しちゃったじゃないか! 畜生、次に友人と会う時には謝罪と賠償を要求してやる!