疾風怒濤 某国 独立博物館 訪問編
千葉県民 ◆P7zGfVUkPs氏  




30 名前:千葉県民 ◆P7zGfVUkPs 投稿日:2005/05/09(月) 22:20:42 ID:V1BrEXnK

疾風怒濤 某国 独立博物館 訪問編 

疾風怒濤 電光石火 注意一秒 シャッターチャンスー♪ 
どこかで聞いたようなフレーズをかましつつ、血湧き肉踊る「独立博物館訪問編」です。 
ここの読者の方々には、ある意味「聖地」ではないかと思われます。 

ここで、あらかじめ述べておきますが、筆者は機械屋であり、軍事マニアです。 
なおかつ、子供の頃は大日本帝国海軍の模型マニアでもありました。 
軍事マニアで悪いか。この○○野郎というわけでは、ありませんけれども、日常生活では
無駄な知識というのは、それなりにあります。 

実は、某国で仕事をする様になってから、それなりに某国のことを調べ、後はお定まりの 
コースをたどりました。 
親韓→擬韓→調韓→呆韓→怒韓→諦韓→以下現在に続く・・・・・・ 
その当時ハン板は未だ存在していなかったので、独自の調査になります。 

土管 もとい 怒韓から諦韓になりかけて居た時、(これはさんざん書いてきた通り 
某国での体験がそれを後押し、あるいは裏打ちしてくれています。) 
この独立博物館訪問が実現したと言うところです。 
これは、ある意味非常な幸運でした。と、いうのはディスプレイをそのまま鵜呑みに 
することが無かったと言うことだからです。 

「某国が、技術的に日本に対する位置は、どれくらいなのか?」と言う質問があれば 
某国の工場と国際展示会をつぶさに観察した限りでは 
「当分は心配不要。但し、時に一本取られることがあり、それは要注意」 
といった所でしょうか。 
植物にたとえるならば、枝葉や花に気を取られるあまり、根っこの部分の広がりと深みに 
欠けるように見えるからです。 


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31 名前:千葉県民 ◆P7zGfVUkPs 投稿日:2005/05/09(月) 22:23:19 ID:V1BrEXnK

承前 

行った人はわかると思いますが、同記念館は7館の建物から構成されています。 
ここで読者の方々が一番関心が在るのは、第3〜5館の日帝支配の歴史部分でしょう。 
某国半万年の歴史において、日本は3/7を割かれるほど重要なわけです。(苦笑) 
さて、ここでワクテカする読者をスルーして、第1+第2館で目に付いたものを挙げて 
おきましょう。 

第1館は、いわゆる原始時代の生活から始まっています。これは何処でも同じでしょう。 
壇君朝鮮と熊女と妄想帝国 古朝鮮の事も展示があります。一瞥して華麗にスルーします。 

順番に行くと、モンゴルの侵略に対する抵抗が誇らしげに記されています。 
撃退したのなら理解もできるのですが、筆者の記憶では、7次にも分けて侵略されて 
いるのが地図と侵略路と戦場で詳細に記されています。早い話が敗北の記録なわけです。 
「それでも、我が国は自治の権利は確保し、手放すことはなかった」 
物は言い様です。それなら、豊臣秀吉の二回の侵略ぐらい可愛い物です。 

なんか違和感がありますが・・・・・なんだろう・・・・・・ 
あれ?中国からの侵略の記録がろくにありませんね。おそらくそれを展示すると、 
第10館あたりまで丸々使わないと終わらないからではないでしょうか。 
そんなことを考えながら先に進みます。 

出ました。某国の誇り亀甲船です。原寸大と縮小模型があります。 
なお、それとは直接の関係はありませんが、日本の宇宙戦艦ヤマトの劣化コピーである 
「宇宙戦艦 亀甲船」というアニメが某国に在るそうです。 
筆者はなぜか最初「宇宙戦艦 亀甲縛」と勘違いしてしまい、いったいどんな戦艦かと 
思ったことがあります。よく見たら亀甲船でした_| ̄|○ 


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34 名前:千葉県民 ◆P7zGfVUkPs 投稿日:2005/05/09(月) 22:28:03 ID:V1BrEXnK

承前 

そういえば、元寇の記載が一切ありません。まあ、独立博物館の趣旨から言えば当然とも 
言えるかもしれませんが。 
「自主と独立を守り通した韓民族の歴史と文化、特に、国難克服史、及び日本帝国主義の 
侵略に対抗した独立運動、そして、国家発展に関する資料を収集、展示、研究することに 
より、国民の強固な民族精神を打ち立て、人類平和に貢献することを目的としている。」 
だ、そうです。 

自分達のしたことはスルーですか。そうですか。 

さて、前半の山場、ご存じ豊臣秀吉の登場です。どこかの城の攻防戦の様子が 
描かれている巨大な絵画(壁いっぱい)がありますが・・・・・ 
近くに寄り、よくよく見ると、攻撃している日本側の兵士の扮装が、中国兵そのものです。
当時(戦国時代末期〜)の足軽にしても侍にしても、具足は完全に日本式の物になっており 
これは、某国人お得意の時代考証不足という奴でしょう。そんなことを考えながら 
歩を進めます。 

なお、この館には「大韓帝国成立とその近代化の芽生え」と言う、詳しい事を知らなければ
騙されてしまう展示があります。 
個々の記述を読むと、史実しか書いてないのです・・・・狡猾ですね。 
しかし、問題は、その近代化の速度ではないでしょうか。そうでなければ、伊藤博文が 
怒鳴る事も無かったはずです。ただし、彼らの為に弁護をするならば、日本の明治維新が 
世界的に見ても珍しい希有な成功例であると言うことを、付け加えなければなりますまい。 
ある外国人曰く(おそらく内容からイギリス人でしょうが) 
「自分が重病に罹っていることを知るやいなや、直ちに名医の門を叩き、最高の治療を 
受けた賢明な患者」だそうですから。 

さて、次からはいよいよ日帝支配からの独立編に突入します。 


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36 名前:千葉県民 ◆P7zGfVUkPs 投稿日:2005/05/09(月) 22:30:30 ID:V1BrEXnK

承前 

まず、最初に感心したのが、「日帝陸軍と韓国民衆の民間抗日戦闘の図」です。 
巨大パノラマが展示されており、白衣に身を包んだ朝鮮の民衆達が、大日本帝国陸軍と
戦っている場面で、日本陸軍側の指揮官は、軍刀を抜いて部下に号令している場面です。 
まあ、朝鮮民衆達が、なぜ全員ライフルをもって闘って居るかはさておき・・・・・ 
日本陸軍側の軍装の正確さには、驚くべき物があります。背嚢といい、着剣された長い 
38式歩兵銃と言い、下士官から兵士における軍装と言い、これは明らかに経験者からの 
考証が充分に行き渡っている例でしょう。 

そして、続く蝋人形ですが、日帝時代の拷問について蝋人形が展示されています。 
脇の解説によると、収容されていた被害者の供述に基づく物だそうですが、この板の 
住人で在れば、想像がつくとおり、李氏朝鮮時代の拷問を再現した物に、ほかなりません。 
もちろん、私も一般的知識として、小林多喜二の拷問死等は知らない訳ではありません。 
しかし・・・・・しかし、聞き取りをした某国人側は、被害者の身体から裏付けを取った 
のでしょうか? 

そして、さらに重要なのは、脇にあった従軍慰安婦の供述と、サイパンでの投身自殺の 
フィルム上映に記されている、「韓国人が日帝に身投げを強制された」という記述でした。 
これは、戦争記録映画を見た人間になら、一発で理解できますが、これは米軍側が記録 
したサイパンのバンザイクリフの映像で、朝鮮民族とは、たぶん何の関連もない物です。 
(もちろん、中に朝鮮半島出身の人間が皆無とは言いません。) 
困ったことに彼女たちは、全員死に装束のつもりか白衣を着ていることも、この信憑性に 
根拠を与えています。 

私が一番不愉快になったのは、その脇にある日本語で書かれた従軍慰安婦の説明でした 
「私達は、この映像で、今の日本人の責任を問うのではありません。ただ、こんな事が 
あったと言うことを、両国の友好のために、日本人に知ってもらいたいだけなのです。」 


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39 名前:千葉県民 ◆P7zGfVUkPs 投稿日:2005/05/09(月) 22:32:50 ID:V1BrEXnK

承前 

よくもぬけぬけと言えた(書けたと言うべきか)物です。それなら、韓国人はベトナムの 
出来事をどうするつもりかと言いたくなります。 
断言しますが、そのようにしてしか得られない友好なら、最初から無い方がましです。 

はあはあ・・・・少し興奮してしまいました。 
さらに問題なのは、大量の某国人小学生の団体客(バスが何台も来ています)が、この 
記念館で、その柔らかい頭に日帝の残虐非道ぶりを刷り込まれていると言う事実でした。 
別に彼らが悪いというわけではありません。しかし、筆者の気分は大変鬱になりました。 

さて、最後に気分直しに、発見した愉快なことをいくつか。 

抗日ゲリラの実物大模型のジオラマ展示がありましたが、それは森の中で機関銃を構え 
日本軍を待ち伏せする抗日軍の射手がありました。 
まず彼の構えている機関銃が92式重機関銃だったこと。これはなかなか渋い選択です。 
(苦笑)捕弾板もきっちり再現されています。(確認する筆者も筆者です。) 
蛇足ですが92式重機関銃は、狙撃射撃が出来る珍しい重機関銃です。 
どうやら、旧日本軍を経験した人が考証しているようです。 
全てをぶちこわしにしているのは、彼の軍装が完璧にアメリカのスポット形式迷彩服 
(これで呼び方は合っているのかなの?)ヘルメットも服装に同じ。というものでした。 
(日本軍のヘルメットは、独特の物です) 

そして、第5館の出口間際に展示されていた、資源を倹約して大切にしる!と呼びかける 
日帝のポスターです。なんと、ハングルで韓国語表記した物と、日本語の表記が併記 
されています。(数々の事情から考察するに、太平洋戦争末期ですね) 
ということは、ハングルを禁止していたという某国側の主張を、独立記念館が覆して 
くれているわけで、語るに落ちたと言うところでしょぅか。 

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42 名前:千葉県民 ◆P7zGfVUkPs 投稿日:2005/05/09(月) 22:37:39 ID:V1BrEXnK

承前 

最後に、大韓民国臨時政府の面々の蝋人形が第6館に展示されています。 
そのなかで、キムグ(金九)の蝋人形が筆者の目を惹きました。 
彼の自伝「白凡逸志」から、筆者の感銘をうけた後書きを引用して終わりたいと思います。 
長くなりますので、これから先は、希望者のみで。 

以下引用開始 

私の念願する、我々の国家 

 私は、我々の国家が、世界で最も美しい国となることを願っている。 
最も富強な国となることを願うものではない。己が他人の侵略に胸を痛めさせられたの
だから、おのれの国が他国を侵略することを望まない。我々の富は我々の生活を豊かに
するに足れば充分であり、我々の力は、他国の侵略を防ぐに足りれば充分である。 
 ただ、限りなく多く持ちたいものは、高い文化の力である。 
文化の力は、我々自身を幸福にするばかりではなくともさらに進んでは 
他国へも幸福を与えるであろうから。現在の人類に不足しているものは、武力でもなければ
経済力でもない。
自然科学の力は幾ら多くても困りはしないだろうが、人類全体として見た場合、現在の自然
科学だけでも楽に暮らしていくためには充分である。人類が現在に置いて不幸であることの
根本理由は、仁義が不足し慈悲の心が不足し、愛が不足していることである。
このような心を発達させることさえできれば、現在の物質力をもって、二十億がみな満ち足
りた生活をしていくことは可能であろう。人類のこのような精神を培うものは、ただ文化
あるのみなのだ。 
 私は、我々の国家が、他国をいたずらに模倣する国になることなく、このような高度の
新文化の根底を築き、目標と仰がれ、模範となることを願っている。そして、真の世界平和が、
我が国から、我が国によって、世界中に実現されていくようになることを願っている。
「弘益人間」という我が国祖壇君の掲げた理念は、まさにこのことをいっているものと信ずる。 


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45 名前:千葉県民 ◆P7zGfVUkPs 投稿日:2005/05/09(月) 22:42:19 ID:V1BrEXnK

承前 

 わが民族が主演俳優として世界の舞台に登場する日が、目の前に見えるではないか! 
 この事業を成し遂げるべく、我々がなさねばならぬ事業は、思想の自由を確保する政治 
様式の送出と国民教育の完備である。私が、右に、自由の国家と言うことを協調し、教育 
の重要性について述べたのも、まさにこのためなのである。 
 最高文化の建設という使命を達成するべき民族は、一言を持って言い尽くすとすれば、 
全ての人間が聖人であるような状態を作り出さなければならない。大韓の仁賢であれば、 
どこに行っても信頼を受け、礼遇を受けるようにならねばならない。我々の敵が我々を抑 
圧していたときには、憎しみと憤りの殺伐な闘争の精神を育成してきたが、敵がすでに退 
いた以上、我々は、憎悪の闘争を捨て、和合の建設をもって己の任務となすべき時なので 
ある。家の内部に不和があれば家は滅び、国家の内部で対立して争いあえば国が滅びる。 

同胞の間での憎悪と闘争は、滅亡の兆しである。我々の容貌には、穏やかさが満ちていな 
ければならない。我が国土の内は、常に春風駘蕩(balaneko注 春風が穏やかに吹く様子) 
でなければならない。これは、我が国民一人一人が、ひとたび心を入れ替えることによっ 
て成り、そうした精神の教育によって永続させうるであろう。 
 最高の文化によって人類の模範となることを使命とする我が民族の各人は、利己的な個 
人主義者であってはならない。それは、かの獣達のように、我勝ちに己の腹を満たすため 
の自由ではなく、己の家族、己の隣人、己の国民がよりよく暮らせるようにするために用 
いられる自由である。公園の花を折る自由ではなく、公園の花を育てる自由なのである。 
 我々は、他人の物を奪い取ったり、他人の恩恵にすがろうとする人間ではなく、家族に、 
隣人に、同胞に、与えることをもって喜びとする人間である。我々の言葉で言うところの 
「ソンビ」(有徳な智者)であり、「チョムジャヌン サラム」(穏やかな人)なのである。 



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48 名前:千葉県民 ◆P7zGfVUkPs 投稿日:2005/05/09(月) 22:45:20 ID:V1BrEXnK

承前 

 従って、我々は、怠ることなく、勤勉である。愛する妻子を持った家長は勤勉でなけれ 
ばならないのだ。限りなく与えるために!苦しい仕事は、先頭に立って行う。愛する同胞 
を労わって!楽しいことは他人に勧める。愛する者のために!これは、我が祖先達が尊ん 
だ「仁厚の徳」ということにほかならないのである。 
 このようにすることによって、我々の国家にの山には森林が生い茂り、野には五穀百果 
が豊かに実り、村落と都市は、清潔になり、繁栄し、平和になるであろう。しかも、我が 
同胞すなわち大韓の人は、男女を問わず、顔には常に穏やかな表情を浮かべ、身には常に 
徳義の香りを漂わせているようになるだろう。 
 このような国家は、不幸になりようが無く、また滅びようが無いのである。 
 民族の幸福は、決して階級闘争によってもたらされるものではなく、個人の幸福も、利 
己心によってもたらされる物ではない。階級闘争は、限りない階級闘争を生み、国土には 
流血の乾く暇がないであろう。己が利己心によって他人を傷つけるならば、天下が全て、 
やはり利己心から、己を傷つけるであろう。従って、これらは、わずかな物を得て多くを 
失う結果をもたらすのだ。日本がこのたび受けた報復は、国際的、民族的関係においても 
同様であることを証明する、最も良い実例である。 
 以上述べたところは、私が念願する新国家の姿の一端を描き出した物である。 
(平凡社 東洋文庫234 白凡逸志−金九自叙伝 初版第七刷 331〜334P) 

以上です。長文を読んでくださった方、有り難うございました。